《レジュメ》
Mユニバースボソンによって二種類のクォークが宇宙に出現して、その際にアイソ対称性の自発的破れから二種類の南部=ゴールドストンボソンが生まれる。後者は組み合わせや重ね合わせによってゲージボソンなどになって、それらは崩壊することによって宇宙にレプトンをもたらす。ユニバーサルフロンティア理論にとってはそれらが宇宙における素粒子のすべてであり、新素粒子といったものは想定されません。また直接的には検出されにくいクォーク整数荷電の証拠となるイベントを加速器を使って探すには「分数荷電では起こり得ない崩壊を探す」「同種クォークの正粒子反粒子対のうちで電荷を持っている物を探す」という二通りがあります。
《大統一理論批判》
不思議なことに大統一理論には辛辣な批判が少ないのだが、私ことユニバーサルフロンティア理論の発案者などに言わせると「世紀末の恥だった」ということにもなる。宇宙における物質起源粒子が二つのクォークに崩壊すること自体が同じでも、大統一理論のXボソン・Yボソンの如きはバクテリア一匹分の質量を持った基礎粒子という途方もないことになっていて、まあー、常識的に言ってそのような予言をする理論は信じるべきではなかっただろう。つまり私などに掛かったら「ユニバーサルフロンティア理論と違うところのすべてが批判対象だ」ということでもある。
殊に、フォトンとの縁戚関係が不明であるままのグルーオンの実在を疑問視することは可能であるとか、破れていない対称性によるSU(3)には不可能性の懸念があるとか、疑問点を多く提出したいように考えている。
《クォークとレプトンおよびゲージボソン》
大統一理論においてはクォークとレプトンとは区別がつかなかった時期(大統一期)が宇宙の初期に存在するというが、ユニバーサルフロンティア理論においてクォークとレプトンの関係は喩えてみれば原形質と後形質の関係であり、両者が区別がつかない真空などという物には存在させません。tクォークとbクォークとが出現する際に出現するNボソンとTボソンが2:1の数比で出るが、その内でTボソンはワインバーグ=サラム理論におけるA⁻粒子の元粒子である為、電子と反ニュートリノなどのレプトンの供給源となる。
クォーク起源物質であるMユニバースボソンも、真空起源物質であるVユニバースボソンも、いずれも(大統一理論におけるXボソンやYボソンと同じく)広い意味におけるゲージボソンであるが、ユニバーサルフロンティア理論においてはTボソンとNボソンおよびその反粒子の組み合わせによって、次のように7種類の南部=ゴールドストンボソンおよび南部=ゴールドストン複合ボソン(T・N+反N・反T・T反N・N反N・N反T・T反T)がゲージボソンの前粒子として可能性を与えられる。
この内でワインバーグ=サラム理論におけるBボソンにあたるのがT反Tで、Aボソン三重項にあたるのがT・N+反N・反Tだ。さらに湯川中間子などにハイパーゲージボソンの意味合いがあるとして、その韓=南部模型による色変化を司る三重項はT反N・N反N・N反Tで、これらはクォーク凝縮に憑りついて色変化を仲立ちする中間子を形成する。
《ヒッグス粒子の種数》
LHCでは約125~6Gevという結果に終わったヒッグス探査であったが、途中というか進展的というかひょんな発見として123.5Gevの物と126.5Gevに物とがあったという話である。軽い方は2γ事象であり、重い方は2Z事象なのだが、おそらく「124.5Gevの物まであるのではないか」と私などには思われるので、トータルとしてフタコブのデータということではなかったのだろう。
ユニバーサルフロンティア理論によって予言されるヒッグス粒子は、
[H⁰]= 123.0Gev これが純然たるヒッグス粒子
[H¹]=[H⁰]+[η]= 123.5Gev
[H²]=[H¹]+[η’]= 124.5Gev η’はηの励起状態ではなくφ中間子のスカラーメソン版
[H³]=[H¹]+[ηc]= 126.5Gev
さらにηbと共生している物もあり、それがCERNが真っ先に報告した約136Gevの確度99%で捨てられた隆起であるだろう。それらは順々に増えていくばかりではないとすればさらに種類は増えるが、次第に弁別困難になるでしょう。
《理論としてのまとめ》
この理論はカルツァークライン的な理論を無用にしていくかもしれないし、あるいは描写のために次元数を上げていく性質の理論かも分からない。いずれにせよ、この理論をベーシックとした超弦もしくはM理論の構築は比較的に容易いのではないかと思うし、あるいは標準模型の採用では破綻してしまっている構成的な場の理論の再構築に役立たせたら合理性が復活するかもしれない。ゲージ理論の範疇のままでアインシュタインの夢を遂げることのできた魔法のような理論であると自負している。その秘密の一つとして、ワインバーグが控えめにもレプトンの理論として適用範囲を封じ込めたようなワインバーグ=サラム理論をクォーク起源の理論として拡張工事を行ったら予想外に上手く行ったということであり、さらに封じ込めにヒッグス機構を使うという卓抜な思い付きから数種類のヒッグス粒子という恐るべき予言をすることができたということである。
Mユニバースボソンによって二種類のクォークが宇宙に出現して、その際にアイソ対称性の自発的破れから二種類の南部=ゴールドストンボソンが生まれる。後者は組み合わせや重ね合わせによってゲージボソンなどになって、それらは崩壊することによって宇宙にレプトンをもたらす。ユニバーサルフロンティア理論にとってはそれらが宇宙における素粒子のすべてであり、新素粒子といったものは想定されません。また直接的には検出されにくいクォーク整数荷電の証拠となるイベントを加速器を使って探すには「分数荷電では起こり得ない崩壊を探す」「同種クォークの正粒子反粒子対のうちで電荷を持っている物を探す」という二通りがあります。
《大統一理論批判》
不思議なことに大統一理論には辛辣な批判が少ないのだが、私ことユニバーサルフロンティア理論の発案者などに言わせると「世紀末の恥だった」ということにもなる。宇宙における物質起源粒子が二つのクォークに崩壊すること自体が同じでも、大統一理論のXボソン・Yボソンの如きはバクテリア一匹分の質量を持った基礎粒子という途方もないことになっていて、まあー、常識的に言ってそのような予言をする理論は信じるべきではなかっただろう。つまり私などに掛かったら「ユニバーサルフロンティア理論と違うところのすべてが批判対象だ」ということでもある。
殊に、フォトンとの縁戚関係が不明であるままのグルーオンの実在を疑問視することは可能であるとか、破れていない対称性によるSU(3)には不可能性の懸念があるとか、疑問点を多く提出したいように考えている。
《クォークとレプトンおよびゲージボソン》
大統一理論においてはクォークとレプトンとは区別がつかなかった時期(大統一期)が宇宙の初期に存在するというが、ユニバーサルフロンティア理論においてクォークとレプトンの関係は喩えてみれば原形質と後形質の関係であり、両者が区別がつかない真空などという物には存在させません。tクォークとbクォークとが出現する際に出現するNボソンとTボソンが2:1の数比で出るが、その内でTボソンはワインバーグ=サラム理論におけるA⁻粒子の元粒子である為、電子と反ニュートリノなどのレプトンの供給源となる。
クォーク起源物質であるMユニバースボソンも、真空起源物質であるVユニバースボソンも、いずれも(大統一理論におけるXボソンやYボソンと同じく)広い意味におけるゲージボソンであるが、ユニバーサルフロンティア理論においてはTボソンとNボソンおよびその反粒子の組み合わせによって、次のように7種類の南部=ゴールドストンボソンおよび南部=ゴールドストン複合ボソン(T・N+反N・反T・T反N・N反N・N反T・T反T)がゲージボソンの前粒子として可能性を与えられる。
この内でワインバーグ=サラム理論におけるBボソンにあたるのがT反Tで、Aボソン三重項にあたるのがT・N+反N・反Tだ。さらに湯川中間子などにハイパーゲージボソンの意味合いがあるとして、その韓=南部模型による色変化を司る三重項はT反N・N反N・N反Tで、これらはクォーク凝縮に憑りついて色変化を仲立ちする中間子を形成する。
《ヒッグス粒子の種数》
LHCでは約125~6Gevという結果に終わったヒッグス探査であったが、途中というか進展的というかひょんな発見として123.5Gevの物と126.5Gevに物とがあったという話である。軽い方は2γ事象であり、重い方は2Z事象なのだが、おそらく「124.5Gevの物まであるのではないか」と私などには思われるので、トータルとしてフタコブのデータということではなかったのだろう。
ユニバーサルフロンティア理論によって予言されるヒッグス粒子は、
[H⁰]= 123.0Gev これが純然たるヒッグス粒子
[H¹]=[H⁰]+[η]= 123.5Gev
[H²]=[H¹]+[η’]= 124.5Gev η’はηの励起状態ではなくφ中間子のスカラーメソン版
[H³]=[H¹]+[ηc]= 126.5Gev
さらにηbと共生している物もあり、それがCERNが真っ先に報告した約136Gevの確度99%で捨てられた隆起であるだろう。それらは順々に増えていくばかりではないとすればさらに種類は増えるが、次第に弁別困難になるでしょう。
《理論としてのまとめ》
この理論はカルツァークライン的な理論を無用にしていくかもしれないし、あるいは描写のために次元数を上げていく性質の理論かも分からない。いずれにせよ、この理論をベーシックとした超弦もしくはM理論の構築は比較的に容易いのではないかと思うし、あるいは標準模型の採用では破綻してしまっている構成的な場の理論の再構築に役立たせたら合理性が復活するかもしれない。ゲージ理論の範疇のままでアインシュタインの夢を遂げることのできた魔法のような理論であると自負している。その秘密の一つとして、ワインバーグが控えめにもレプトンの理論として適用範囲を封じ込めたようなワインバーグ=サラム理論をクォーク起源の理論として拡張工事を行ったら予想外に上手く行ったということであり、さらに封じ込めにヒッグス機構を使うという卓抜な思い付きから数種類のヒッグス粒子という恐るべき予言をすることができたということである。