入母屋の破風板の上に連なる千枚瓦。
平らな瓦を何枚も敷き詰めて格好を整えています。
瓦屋はこの枚数の多さを競うように葺いてたようです。
しかしこの千枚も重ね過ぎると余り雨仕舞いがいいとは言えません。
重ねた瓦の勾配が水平、若しくは逆勾配のところも出てきて屋根下地を傷める原因にもなる恐れがあります。
今回は施主様がこの「千枚瓦」が気になるようなので「掛け瓦」へと交換することになりました。
現場を見に来た時には既に千枚瓦は取り除いて掛け瓦を敷き詰めていましたね。
棟鬼を取り除くことなく出来たので大事(おおごと)にならずに済んだようです。
きれいに仕舞いが出来ましたね。
掛け瓦も格好いいです。
これで雨仕舞いも心配無いでしょう(^^)