「伊豆の踊子」

次の書籍レビューは現代の小説ですぅー。笑


「伊豆の踊子」川端康成／角川文庫

『20歳になる旧制高校生の私は、孤独な心を抱いて、１人、伊豆への旅へ出
　かける。そこで、旅芸人の一行に出会い、14歳の薫という踊子の少女に心
　惹かれた。卵形の凛々しい顔立ち、しかしどこか幼さの残る薫。その若々
　しく清らかな様子に、私の心はいつしか温かく解きほぐされていく・・・。

　青春の感傷と慕情が溶け合い、美しい抒情が漂う、川端康成20代の代表傑
　作「伊豆の踊子」他、７篇を収録。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（文庫裏表紙より）』


太宰作品の主人公はなんだか好感が持てるのですけど、川端作品の主人公は好きになれない人が多い。
なんか，嫌な奴なんです。むかむかイライラする。笑
「伊豆の踊子」の主人公くんはただの爽やかお坊ちゃまなんで、いいんですけどね。
他の収録作品の人たちとか、「雪国」とかね。なんか嫌～な感じですよ。
それに，ちょっとわかりにくいです。
芸術性が高いのか、なんなのかどうなのか。
わからないからフワ～っと読んじゃってますますわからない。という，よくあるスパイラル。

「伊豆の踊子」は，さっきも言いましたが，爽やか青春はあまずっぱいねストーリーなので
不快なことは何もありません。量も少ない。

個人的に「禽獣」ってやつが嫌いです。

解説は文豪についてなだけあって，面白かったですけどね。
「片腕」っていう，何かで知り合ったお嬢さんの腕だけを一晩貸してもらうお話は
ずいぶん前に新聞で紹介されてて，一部分だけ読んだことがあるのですが，
川端さんといえば「片腕」・・と発想するぐらい，印象に残っていました。
やっぱり，川端を語るにあたって外せない作品のようですね。おかしいもん。笑
解説では川端とお母さんや友達との関係に焦点を当てたりしています。
いやはや，川端さんが男の子が好きだったとは・・。


何年か前に、集英社さんが漫画家さんのイラストの表紙で名作を出していましたね。
そのときになんとジョジョの方が踊子担当だったようです（爆）

知らなかったのですが、映画の画像が見たくて検索したら、目を引く画像が出てきまして。
これ・・・。↓
Amazonさん

スレもたってて、みなさんの反応が面白すぎた。
大体がジョジョ好きな方のようでしたが，
「なんで荒木を「踊子」にしたしｗｗｗ」的な意見が多かったですｗ

「伊豆のジョジョり子」て・・ｗｗｗ
「花びらのスタンド」とかｗ
ジョジョ知らないのでスタンドとか全然わからないけど爆笑しました。笑

「リボーン」の人のルパンと、「いちご100％」の人の舞姫は素敵ですね。いちご知らないけど。
そういえば当時、舞姫は正直買おうかと思ったけど
「舞姫ってエリスのやつだよね？　いいかな～」って買わなかった。
国語の授業でやったけど、そんなに魅力を感じなかったと思うんですよねー。
今読んだら面白いのかも。

↓同じくAmazonさん。
「舞姫」
「ルパン」


マンガといえば「君に届け」ねー。一応まだ買ってますがね。
ちづちゃんと龍のカップルは好きなんですが・・貞子ちゃんのキャラがなんかぶれまくってる気がして。。
やはり、結局は、安心と信頼の「ヴァンパイア騎士」だな。笑



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＞画像　　フィオとフェラーリン（「紅の豚」）
　　　　　’１１年８月掲示板投稿作品。

踊子カケナイヨー