ずっと書いているように、若者の車離れじゃない!買えないんだって。
新車の値段は20年で1.7倍ですか。
(この間に、トヨタの高級車はレクサスに移しているので、もっと値上がり感はある?
いや、単に20年前にはなかった20万30万のナビだの、自動駐車だの、高いオプションを
当たり前のように付けるリッチピープルが増えただけ?)
今後も、エコエコ装置が付き、自動ブレーキ義務化だの言ってたら、どんどんクルマの値段は上がりますよね。
そこで、「中古車を」と言いたい所なのに、
古い車は税負担増で維持コストが高くなる→賢い若者は「買わない」という選択をする
というのは、当然の流れだよね。
中古車業界は能無し? から6年。
そりゃ、どんどん新車:中古車比率が、新車に傾く訳だ。
さらに、20年前と比べると、
カタログ燃費は倍くらいになっているのに、ガソリン代の負担感は減らず、
交通事故死者数は半分になっているのに、
ネット保険など新業態が出てきているのに、自動車保険は高くなる。
(直しにくい、凝ったボディ形状、軽量化のための素材を使っているから、
保険での修理代がどんどん高くなっている為らしい。)
そりゃ、クルマ買わないよね。
メーカーは別にいいんだろ。日本みたいな、小さな市場なんかどうでも。
お上は、目先の税収しか考えてないんだろ。
でも、若者の時に車離れしたら、ずっと離れたままだぞ。
バイク市場の惨状で分かるだろ。半減いや1/3になるのは、あっという間。
10年後、20年後の車関連税収がどうなるか。恐ろしい。
上の方の人たちよ、今どうすべきか、考えてね。
日本自動車工業会の調査によると、クルマを保有していない若者の約6割が「クルマを買いたくない」と考えているそうです。
若者の車離れを裏付ける結果ですが、クルマが嫌いになったわけではなさそうです。
この調査は同工業会が2年に1度行っているもので、2015年度の調査ではクルマを保有していない若者向けの調査も実施されました。
それによると、クルマを保有していない10~20代の社会人のうち59%が「クルマを買いたくない」あるいは「あまり買いたくない」と回答しました。
クルマを買いたくない理由で多かったのは「クルマを買わなくても生活できる」
「駐車場代などで今まで以上にお金がかかる」
「自分のお金はクルマ以外に使いたい」の3つでした。
クルマを買わなくても生活できるという理由を除くと、クルマそのものに興味がないのではなく、お金がかかることを危惧しているようです。
「環境に悪い」「乗りたい車がない」といった、自動車そのものに対するネガティブな理由はごくわずかですから、やはり金銭的な問題が大きいと考えてよいでしょう。
日本の給与所得者の平均年収はここ20年、多少の上下はあるものの一貫して下がり続けています。
消費者の稼ぎそのものが減ったことから、クルマが買いにくくなったと考えられます。
これに加えて価格の問題も影響しているでしょう。
メーカー側は車種やグレードを入れ替えますから、一概には言えないのですが、平均的な自動車価格は年々上昇しているとみて差し支えありません。
例えばトヨタ自動車の売上高を販売台数で割った単純平均価格は、ここ20年で1.7倍となりました。
総務省の小売物価統計でも、同じような傾向が見られます。
収入が減っていることに加え、価格も上昇傾向ということになると、クルマがないと生活できない地域を除けば、積極的な購入意欲がなくなってしまうのも無理はありません。
では自動車メーカーは一方的に価格をつり上げているのかというと必ずしもそうとは言い切れないでしょう。
自動車は典型的なグローバル商品であり、基本的に自動車の価格は世界経済に比例して動くことになります。
日本では過去20年、経済がゼロ成長で年収も下がりっぱなしでしたが、諸外国は同じ期間でGDP(国内総生産)が1.5倍から2倍に拡大し、それにともなって物価も上昇しています。
日本だけクルマを安くするのは現実的ではありません。
ただ、日本人の購買力が低下している以上、付加価値の高いクルマを売るというやり方は成立しにくくなっています。
機能を最小限にし、価格を抑えた車種を用意するなど、購買力が低い事を前提にしたプロダクト戦略も必要となってくるかもしれません。(4/18 THE PAGE)