中古車のネットショップCIA

「中古車で十分」何が問題だ?!

4月に、車が売れない27年度。(特に中古車) で、
新車台数減少は予想通り。それより問題なのは、
新車:中古車が、1:0.75 と、中古車が売れてない事
と書いたのだが、トンチンカンな記事が一部で話題なので取り上げてみる。

長いので読まなくていい。

簡単にいうと、
みんなが中古車を買うと、新車が売れなくなる
=労働人口の1割を占めるといわれる産業従事者の給料が下がる
=日本経済が悪化する
だから、新車買え!って言ってるのだが、古い。

「車はステイタス」なんて言ってるジジイ並みに古い。

今や、どの日本のメーカーも、国内のシェア・生産が全てではないし、
トヨタ様が最高益で何兆も儲けたって、
下請けにディスカウントの要求をしまくってる。
大メーカーの従業員、販売店の整備士でさえ、車が買えないくらいの給料しか渡さないんじゃないか。

お前の言葉を借りるなら「合成の誤謬」が狭いというか小さいというか、古い!

大量生産大量消費
そんな時代は、終わったのですよ。
カーシェアだ、車を持たない生活だ、といってるのに古いんだよ。
それでも自動車ジャーナリストか?

それに、中古車販売比率下がってるんだって。
比率を1:1から欧米並みの1:2にしたい!と10年以上、
まずは業界の健全化と考え、やってきたが下がっている。

理由は、一般の方にとって「車は道具」になっちゃったから。
=道具なら普通に動けばいい
=「予算100万なら、絶対ロードスター、ミニバンとかの中古じゃなく、軽の新車、未使用車
古いと税金も高くなるし」
となってきてるって事だ。

それじゃダメなんだよ。
車は道具じゃない、所有したくなるような特別なモノでないと。

そのためには、例えば予算100万でも、中古ロードスターや輸入車を検討するようになってもらわないと。
新車の軽では得られない世界があると信じているので。
新車3年ずっと工場出荷のタイヤ=無関心
じゃなく、中古車でタイヤを変えただけで違いを体感するとか、
そういう事で愛着を持ってもらえたり、車好きが少しでも増える
→軽じゃない、付加価値のある新車も売れる=薄利→高い利益率
を目指すべきって事。(大量生産、大量消費じゃない。
だからといって、日本の自動車産業の衰退、人員や給与削減ではない)

ざっくりと年間、新車250万台:中古車500万台って感じ。
これで欧米並みです。
中古車を買いましょう!

クルマが売れる、売れないの話は、日本経済がもっと強くなるためにはどうしたらいいのかという視点で書いているつもりだ。
当然それは企業だけが儲かればいいという話ではなく、国民全体が豊かで幸せになることへとつながっている。
もちろん読者の個人個人に同じ視点の持ち方を強要するつもりはないから、そこは自由に読んでいただいて構わない。
ただ新車の売れ行きの話をすると非常に多く目にするコメントがあり、ちょっと気になっているのだ。
「新車なんて買えない。中古車で十分だ」
それは、日々生きていく中で、高いリアリティを持つ言葉だと思う。正直な話、筆者も個人的に同感なのだ。
中古車で十分。というより、それがベターな選択肢だと思う。何よりもない袖は振れない。選択肢がないのだから仕方がない。
会社員として生きていくとしたら、毎年のベースアップが当たり前という時代はもう失われて久しいし、むしろ会社の業績いかんによっては給料が下がる心配をしなくてはならない。~
さて、節約は堅実な戦法であるとして、皆でやるとどうなるだろうか?
経済の世界には「合成の誤謬」という言葉がある。部分の最適化が全体最適と相容れないケースの話だ。~
中古車購入の話を見たらどうなるか?
それはもう言うまでもないだろう。新車が売れなくなってメーカーの業績が下がる。
業績が下がるからサプライヤーを含めた自動車産業従事者の給料が下がる。
労働人口の10%を占めると言われる自動車産業従事者の所得低下は消費を押し下げてほかの産業の業績も下げることになる。
こうして国民大部分の給料が下落すれば、より中古車指向が強まっていき、そのスパイラルは再度日本を深いデフレの淵へ飲み込んでいく可能性があるのだ。
個人の判断としては正しい「消費の抑制」が、合成の誤謬によってさらなる個人経済の悪化に循環的につながってしまうのである。
ここで「だから個人がお金を使わなくてはいけない。新車を買え」という結論を出すのは短絡的に過ぎる。
全員がそうすれば確実に状況は変わるが、気の早い人だけが頑張って新車を買ったとしても、多数派が追随しない限り結果は変わらない。
結果として全体最適化につながらなければ、個人的判断の間違いになるだけのことだ。~
自動車メーカーを健全に維持していくためにはコンスタントな需要があることが理想なのだ。
働いている人だって「来年給料を倍払うから今年は無給で働いてくれ」と言われたら干上がってしまう。
企業も同じだ。「中古車で十分」という言葉の向こうにはこういう問題が横たわっているのだ。
マツダ・ロードスターなどはこの問題に直面していると言っても良い。
初代NA型以来、最新のND型まで、クルマとしての本質的価値は変わらない。
変わらないということは素晴らしいことだが、ユーザー側にしてみればどうしても新型を新車で買わなければならない理由は乏しい。
ロードスターの最大の敵は旧型ロードスターなのだ。価格も程度も幅広く、選り取り見取りだ。
しかし、あまりにも多くの人がそういう合理的な判断をすると、25年続いたロードスターの歴史が途絶えてしまう。
中古のロードスターを合理的に選択しておいて、いざ「NE型は出ませんでした」となったとき、「あんな名車の生産を止めてしまうなんておかしい」と叫んでも後の祭りである。
さてこの話、処方せんは何もない。こうすればそうならないという方法があるわけではないのだ。
個人としての合理的選択を否定したら自由経済が立ちいかない。
だからただ1つ、合理的選択をするときに合成の誤謬という視点を思い出してほしい。
そういう考え方があるということを多くの人が知ったら、消費の仕方が変わるかもしれない。(5/30ITmedia)

HOME業界情報「中古車で十分」何が問題だ?!

コメント一覧

清水っ子
狂っている・・・
新しいものがたくさん売れるということは、
裏を返せば
まだつかえるものがドンドン捨てられているということ。


新しい車ができました。
ものすごくコストかけた車、
ほんのちょっと燃費が良くなりました、買ってください、
「今の車を捨てて」買ってください。
ほんのちょっと燃費が良くなりましたのでエコです。今すぐ今の車をスクラップにして、買い換えてください。税金から補助もでますよ。



車業界は病んでいるように感じます。。。
cia
コメントありがとうございます。
問題ないです。
だって車は壊れなくなってる
=新車の分しか中古がない訳ではない
ですから。
ただ、バカみたいな重税を課したり、
スクラップインセンティブで、ごっそり廃車になっちゃったり、政府が余計な事ばかりしてますが。
Unknown
新車が売れないと、そのうち中古車市場も品薄になってくるから、やはり問題なのでは。。。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「業界情報」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事