19/12/20 ついに神戸市教育委員会が、来年度から運動会で組み体操を禁止すると発表。
全面禁止は政令市で初めてとみられる。
って、他の県はこんな事決定しないでも、現場の先生が「やめとこう」と普通に判断するって事だ。
19/9/25 さすが、下で書いてるように1位と熱心な兵庫県。
「対策で3段までに制限してるだろ!骨折はすべて2人組の時だし、こんな間際になって何も知らない、権限もない市長は黙ってろ!」って事ですか。そうかそうか。
運動会の組体操をめぐり、神戸市の久元市長が「やめる勇気をもってほしい」と学校現場へ異例の呼びかけをし、波紋が広がっている。いったい何が…。
今月9日、神戸市の久元市長がツイッターで怒りを爆発させた。「何度でも言います。小中学校の先生方にはやめる勇気を持って下さい」
批判の的は、小中学校で実施されている組体操。久元市長は7月にも「やはり、児童・生徒の安全を損なってまで、スペクタクルとしては見栄えがするんでしょうけれども、それをみんなで拍手喝采して喜ぶというのは、私はいかがなものかと考えています」
実は、神戸市内の小中学校ではこの3年間に、組体操で123件の骨折事故が発生。今年度に入ってからも骨折事故は5件起きていて、市長が異例の呼びかけをするに至ったのだ。
学校現場の組体操を巡っては4年前、大阪で10段のピラミッドで事故が発生したこともあり、各地で見直しが進められてきた。
3年前、神戸市内の小学校で行われた運動会の映像では、教諭が児童を手厚くサポートしているのがわかる。現在ではガイドラインが設けられ、神戸の小学校ではピラミッドやタワーは3段までに制限されているという。
また、市内の小学校の教頭によると、今年は市長からの要請を受けて、教育委員会から担当者が直接指導に来るなど、例年よりも厳しい安全管理体制がとられていたという。
今年起きた5件の骨折は、倒立から肩車の状態を経てサボテンと呼ばれる状態を作る「倒立サボテン」で、上にいる人が起き上がる際にバランスを崩したものなど、いずれも2人組の組体操で発生したものだった。
今回の市長の要請を受け、神戸市教委学校教育部の浦川稔弘・教科指導課長は「要請をいただいた時点で、すでに秋の運動会はプログラムを決めていたり、練習に取り組んでいる学校もあった。実施にあたっては、練習の時点から詳細な実施計画書を出してくださいなど各学校に通知をして、やっぱり(実施する学校は)何割かは減りましたね」
小中学校の組体操は是か非か。教育効果と子供の安全の在り方が問われている。(19/9/24 読売新聞)
19/5/5 コメント欄に頂いてた確率論について、参考になる数字が出ていました。
全国の学校事故は2014〜16年度の年間平均で107万件。小学校は休憩時間が5割弱、授業が3割弱。体育の授業の跳び箱事故は1万5千件(中学・高校も含むと2万件余)起きていた。
中学と高校は運動部の活動中が半数を超え、うち命に関わることもある頭のけがは1万2千件以上あった。~
小中学校の授業でのプールの飛び込み事故も、学習指導要領で禁じられた後なのに3年間で計42件あった。~
事故は年間平均で小学校と中学校で各37万件~
JSCの災害共済給付制度では、医療費総額5千円以上のけがや一部の病気に対し、4割分が支払われる。大半は給付額1万円未満の軽い事故。1万円以上の重い事故は1割強の13万件で、小、中、高と学校が上がるにつれて増える。
小学生では、授業の合間や放課後などの休憩時間が半数近くを占める。教室や廊下で鬼ごっこをしていてぶつかったり、うんていなどの遊具から落ちたり、遊んでいる時が多い。次に多いのが授業中で、その大半は体育が占める。跳び箱の着地の失敗や、マット運動で首をひねるなどだ。
中学、高校生になると、運動部の部活動が半数を超える。部員数が多いバスケットボールやサッカー、野球、バレーボールなどで事故が目立つ。重い事故は柔道やラグビーなどの体をぶつけ合うスポーツで多い。(19/5/5 朝日新聞)
ちなみに、15年度まで4年連続で約8千件(1/4が骨折)だったのが、16年度5千件、17年度の小中学校の負傷人数は4418件と減ってきてはいる。
都道府県別、児童1万人あたりで見ると10人以上の上位県と0.5以下の県とある中、兵庫が1位、減少率も少ない。
千葉は真ん中くらい。
16/3/9公開日の記事
朝礼で絶叫させるのが教育ですか?アホですか?やめてください。 の関連です。
何年も前から話題になっていましたが、
「感動」だの、「達成感」だの、「絆」だの、「伝統」だのを理由に、
手放し絶賛する保護者、教師がウヨウヨ居て、気持ち悪くて書いてませんでした。
今年度、千葉県の公立の小中高校と特別支援学校1358校(約48万人)だけでも、
432人が本番や練習中にけがをし、骨折(112人)や脱臼(2人)、内臓や目の損傷(1人)、歯の損傷(5人)-などがあった
って、どんなブラック教育ですか!
その『理由づけ』のせいで、どんどん過激に、巨大になった結果だろ。
これのどこが教育ですか。
で、ここまで大事になって、お上からの実質指示がないと、
止めないんだね。狂師ども、お前らがピラミッド作れ。
ほんと、頭おかしい。
県教育委員会は8日、平成27年度に県内公立学校で実施された組み体操で、延べ432人がけがをしていたと発表した。
このうち、骨折は112人だった。
また、組み体操を来年度に「実施しない」と回答した自治体は計7市町に上った。
全国的に重大な事故が相次いで発生したことを受けて、県教委は1、2月、計1358校を対象に調べた。
骨折以外のけがには、脱臼2人▽内臓や目の損傷1人▽歯の損傷5人-などがあった。
3月1日時点で来年度の中止を決めたのは、27年度も実施しなかった御宿町のほか、計7市町(計158校)。
「学校の判断を尊重する」は21自治体、「検討中など」は26自治体だった。
県教委は、今回の調査結果と近く公表される見通しの国の指針を踏まえ、今月中にも県の方針を決める。
県教委体育課の担当者は「重く受け止めている」としている。(3/9 産経新聞)
この子たちも含まれてるんですよね?
この子の頭のキズを見ても止めようとしない
どころか、3段以上のタワー、ピラミッドをやろうとする
狂師、保護者どもって、頭おかしい。
「ゆとりは軟弱だなぁ」
「根性ないから落ちるんだよ」
とでも思っているのだろうか?
~内田准教授が日本スポーツ振興センターのデータをもとに調べたところ、平成25年度に全国の小学校で起きた組み体操の事故は6345件。
障害が残った事故も、平成25年度までの31年間で88件にのぼり、死亡事故も報告されています。~
千葉県の松戸市立病院で治療を受けた小学6年生の男の子は、今年5月、3段のタワーの練習中に、いちばん上から転落しました。
男の子は「3メートル以上のところから落ちました。怖かったです」と、そのときの様子を話します。
男の子は頭と腹を強く打って出血し、開頭手術を受けました。
松戸市立病院救命救急センターの庄古知久センター長は「幸い出血量が多くなかったので、手術で血を止めることができ、命が助かった」と命の危険さえあったと話します。
この病院では、組み体操によるけがで治療を受ける子どもが、年々増えているといいます。
男の子を取材した日も、タワーから落ちて頭の骨を折った中学生が運ばれました。~(15/7/1 NHK)