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年末年始はアジア旅行

2011-11-29 | Weblog
超円高のメリットを何としても、今こそ、生かそう――そこまで意気込む必要はないが、年末年始に海外旅行を計画中の人が多いようだ。特にアジア方面がオススメという。(経済部 渡辺達也)

航空券の入手困難!

 大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)によると、今回の年末年始はハワイのほか、台湾、韓国、香港、シンガポールなどの人気が高いという。

 特にシンガポールは、2010年にオープンし、ユニバーサルスタジオやカジノなどがある「リゾート・ワールド・セントーサ」の人気が高く、航空券の入手が困難になっているそうだ。

 アジアの人気が高い理由としては、航空運賃とは別に徴収される燃油サーチャージ料が、距離に比例するため、比較的、安い点もある。ホノルルの3万円程度(往復)に比べ、台北は1万4000円程度(同)、もっと日本に近いソウルは5000円程度(同)だ。

 原発事故などの影響でアジアからの訪日旅行客が減り、航空券が例年に比べて取りやすい事情もある。

大人気のヘッドスパ   

そこで、特に注目度が高い台北を紹介する。

 台北と言えば、足つぼマッサージが有名だが、最近はシャンプーとヘッドスパを合わせたような「台湾式シャンプー」が大好評という。たっぷり頭のマッサージをしてもらうのが楽しみ、というリピーターもいる。

 食事も楽しみだ。北京、上海、広東などの各種料理や、あっさりしたしょうゆ味が多い台湾料理もある。台北各地の夜市で屋台をのぞき、ルーロウファン(肉そぼろご飯)やティエンプラー(台湾風さつまあげ)を注文してみたい。

 台北は冬の平均気温が15度前後と過ごしやすいので、観光スポットも巡りやすい。目玉は、歴代王朝の至宝を集めた故宮博物院、総統府(旧台湾総督府)、台湾博物館(旧台湾総督府博物館)、台大医院旧館(旧台北病院)など。日本統治時代の建築物も再利用されているので訪れると懐かしい感じもする。

 台北の街から電車で30分程度も行けば、日本統治時代に開発された北投(ペイトウ)温泉で旅の疲れを癒やせる。バスなどで1時間程度かければ、映画「千と千尋の神隠し」の舞台ともいわれる九(チョウフン)分 や、原生林に囲まれ、温泉が湧き先住民タイヤル族の文化がある、烏来(ウーライ)にもいける。



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