転 覧 記

ほぼ展覧会レポ。たまに読書記録。

今週末は運を使いすぎた。 

2010年07月25日 21時35分16秒 | つれづれ
先週、栖鳳の古い全集をオクで見つける。
当時の定価75000円がなんと開始価格25000円。
競り合うこともなく、そのまま落札。

この土曜日に届いた。
見たことない絵が満載で感激。

その夜の日曜美術館で、偶然にも栖鳳特集。
100年ぶりに見つかった「羅馬之図」という図屏風があることを知る。
当然、手元の図録には図版がない。ちょっとガッカリ。


一方、昼間にネットでセガンティーニの海外図録を見つけていた。
最近のものなのでカラーも多い。
4000円とちょっと高めだが、これもレアもんだからしょーがない。

神保町の店舗まで取りに行けば送料タダとのこと。
上野の骨董市を見に行くついでに取りに行こう。


上野の骨董市は目ぼしいものなかったけれど
不忍池の蓮の花が見ごろできれいだった。



蓮見茶屋で飯食って弁天堂も見てきた。


神保町に移動。
「ワンピースフェア」と称してスタンプラリーをやってる。

セガンティーニの図録を無事入手。
思ったよりデカいし色もきれい。
しかもフェアで一割引き。これはいい買い物をした。

ついでに他の店も覗いてみる。
あ、栖鳳の図録だ。と思ったら。

何と表紙は昨日見た「羅馬之図」!
ミラクル過ぎ。

少し状態は悪かったものの即購入。

帰ってから調べてみたら、中には全集にない作品も掲載。
ネットで検索しても見つからないので、これも何気にレアものっぽい。



何だコレ。
明日からが怖い。

さくらカフェ @東京国立博物館

2010年03月21日 23時14分21秒 | つれづれ
東京国立博物館に行ったら、いつの間にか春の庭園開放が始まっていました。
知らなかった・・・

まだ桜が満開!というわけでもありませんが、春の兆しが見え初めている庭園の様子を、
園内に臨時オープンしている「さくらカフェ」とともにご紹介します。

#画像は全てクリックで拡大します。




 まず庭園入り口の脇に咲いているモクレン。
 こちらはもう満開でした。

 すこし奥まったところに咲いてますので
 見逃さぬようお気をつけください。






庭園に入って、右手の道を進むと
小さなスミレ畑が。




 そのまま、春草庵や転合庵の北側の道を進むと
 白い花が咲いていました。

 これ、なんだろう。シロツメクサ・・・じゃないよなあ。
 花鳥図見てもわからない花多いし、野草の勉強しようかなあ。




ツバキもそこかしこで見かけました。




 引いて見るとこんな感じ。
 立ち止まって写真をとるかたも、ちらほら。




六装庵のつくばいにも一輪咲いていました。




 こちらは九条館前。
 サトザクラが咲いていました。




 さて、こちらが「さくらカフェ」。
 本館裏手にコーヒーやカクテル、スイーツを売る
 ワゴンが出ています。

 松花堂弁当もありました。
 (雨天の場合は中止)




 庭園の池を眺めながら
 ゆったりおくつろぎください。

 この日は対岸の転合庵でお茶会があったらしく
 着物を召したかたがいらっしゃいました。





自分はクレープとエスプレッソを注文。
あまり美味しそうに撮れていませんが…
味は保障いたします。




 池の左手にシダレザクラが咲いてました。
 ちなみに、これはカフェの席からの眺めです。





少し寄ってみるとこんな感じ。

ガイドマップによれば、これからカフェの周囲では
オオシマザクラやショウフクジサクラも見られるはずです。





 こちらはおまけ。
 博物館の中でも春や桜にちなんだ展示が目白押し。

 写真は本館8室に展示されていた博物図譜の1ページ。





今週から国宝「花下遊楽図屏風」の展示も始まります。
オリジナル缶バッジがもらえる「さくらスタンプラリー」なるイベントも実施されるそうです。

というわけで、今年は東博で春を感じてみてはいかがでしょうか。
(庭園開放は4月18日まで)

応挙館茶会(2月) @東京国立博物館

2010年03月15日 00時35分39秒 | つれづれ
で思い出したのですが・・・

先月21日、東京国立博物館の応挙館茶会イベントに行ってきました。
今回はそのレポートです。
すっかりアップするの忘れてた・・・

#画像はすべてクリックで拡大します




 庭園の入り口では早くも梅の花が満開でした。
 現在、庭園はイベント時以外の立入りは禁止されていますが、
 この梅はレストランからも見える位置にあります。
 まだ咲いてると良いのですが。




ただ庭園の中はさすがにまだ冬の装い。
枯れ木に止まるカラスがお出迎えw




 いやーまさに、冬ぞさびしさまさりける、って感じです
 これはこれで趣きがありますが




でも、お茶室に入ったらまた梅の花に出会えました。
このお茶菓子、わざわざ京都から取り寄せてるそうです。
牛皮に餡が入った生菓子。ちょこんとのってるのは梅の実。

あまり味を伝えるのは得意じゃないのですが
餡のやさしい甘さと梅の実のサッパリした甘さの
両方が楽しめて美味しかったです。



 お茶立ての実演も見学できます。

 案内のかたには
 「修行ではありませんから足を崩してお気楽に」とお話し頂きましたが
 ほとんど誰も足を崩す気配なしw

 もちろんお抹茶も頂けます。ゴクゴク飲める薄味で美味しかったです。




お茶の後は三十六歌仙絵巻 切断事件のお話がありました。
(切断事件の詳細はウィキペディアの解説をどうぞ)
写真のように、絵巻の複製を茶室に広げてご解説いただきました。



 これは小野小町の部分。
 切り売りしたとき、男性より女性の断簡の方が
 値付けが高かったのだとか。
 逆に坊さんの断簡は安く売られたそうです。
 ・・・売り立てのクジ引き引きに参加した方々は、
 坊主めくりをするような心境だったかもしれませんw




さて応挙館といえば当たり前ですが応挙の貼付け絵!
複製とは言え、松がせり出してくる感じを初めて体験出来て感激です。
梅図襖は外されていてちょっと残念。




 床のお花も良かったです。
 何気に青磁の花瓶も素敵。欲しい。

 何の花かご説明いただいたと思うのですが、メモり忘れました・・・



こちらのお花も同様。
せっかくお話いただいたのに申し訳ないです。



 応挙館のお茶会は、
 お茶とお菓子の実費500円だけで参加できます。
 興味をもたれた方は是非どうぞ。




次は桜の季節に行けると良いなあ・・・

セガンティーニの図録を買う

2009年09月26日 23時49分06秒 | つれづれ
夏に西美で見かけて以来、ファンになったセガンティーニ

どこかに図録や画集がないものかと探しまくり
都内の美術専門の古書店にあることをつきとめた。

ネットでも購入できたのだが、いろいろ他の本も物色してみたかったので
足をのばしてリアル店舗へ行ってみた。

店の奥のほうの書棚を漁っていると、何やら見覚えのある表紙の冊子が。
枯草の生い茂る野原に、ひとり膝を抱えて座り込む少女の絵。

なんだっけ、これ?

・・・
・・・

ああそうだ! 確か中学か高校の美術の授業で買わされた副読本だ!
「人間と絵画の歴史」箕田源二郎・著 。

懐かしいなあ、とパラパラめくっていると、なんとセガンティーニの絵が!!
不思議な縁を感じて、目当ての図録と一緒に購入。

帰って中を検めてみたら図録の方にも同じ絵が載っていました(画像)
絵をずっと見ていて、なんか良かったなあと思った一日でした。

浮世絵全集ゲット

2009年09月21日 22時48分26秒 | つれづれ
展覧会帰りにブックオフで散財してきた

まずル・コルビュジエ生誕100年記念のDVDを約半額でゲット!

これだけでもホクホクだったのだけど、画像の浮世絵全集が超掘り出し物。
なんと1冊105円!!

半日歩き通した後だったので、持って帰ってくるのが大変だったけど
今日はラッキーだった。