転 覧 記

ほぼ展覧会レポ。たまに読書記録。

「大哺乳類展 海のなかまたち」 @国立科学博物館 その1

2010年07月16日 00時34分45秒 | 展覧会
先日、大哺乳類展で撮ってきた写真をご紹介します。
目につくものだけ撮ってきたので、あまり体系的な紹介にはなってません。
ごめんなさい。

# 写真はすべてクリックで拡大します。


 会場で最初にお出迎えしてくれるのが
 この「バシロサウルス」
 クジラの祖先だそうです。

 当初、爬虫類と間違われたおかげで「サウルス」という名前なんだとか




これはスジイルカ。

クジラ類は歯のあるなしで
「ハクジラ」と「ヒゲクジラ」に別れ、
イルカはハクジラのなかまです。



そして、イルカとクジラの違いは・・・会場でご確認ください。
きっと「えーマジで!」と思いますよw

さてこのイルカの骨格を見て、意外と頭がとんがってるな、と思われたのではないでしょうか。
イルカってもっとおでこが丸みを帯びてるイメージだと思います。


 これはバンドウイルカの頭部の断面。

 実はあのおでこの丸み、脂肪の塊なのです。
 おでこの透けてるところがそれ。

 この器官は頭頂の噴気孔で発した超音波を集音して
 前方に発する役割があり、「メロン」とよばれてます。





こちらは歯の数が少ないので
たぶんシャチの骨だと思うのですが・・・

なんだったかちゃんと覚えてません
ごめんなさい





 そのシャチのお腹の中からでてきたもの。
 なんと、丸々一頭ぶんのアザラシの骨!

 こんなもん消化できんのかよ・・・



ハクジラにはこんな変わり種も。

ハクジラなのに歯はなくて、
出っ張ってるのは、実は歯じゃなくて軟骨。

しかも軟骨なのに骨化して堅くなるらしく・・・
訳わかんない進化っぷりです。



 訳のわからなさではこちらも負けず劣らず

 有名なイッカクですが、これもハクジラのなかま。
 角のように見えるのは、実は前歯が伸びたもの。
 すげー出っ歯w


なお、このイッカクの角は「ウニコール」と呼ばれており、江戸時代には根付の素材として珍重されていました。
「根付 素材 ウニコール」で画像検索すると、見事な龍の根付が見れますよ。



さて次はヒゲクジラですが、その代表格といえばやはりこいつ!
地球最大の生物、シロナガスクジラです。




 ヒレもでかい!




さて「陸のなかまたち」の復習ですが・・・

キリンも、ブタも、ゾウも、ヒトも、
哺乳類は例外なく首の骨の数が7つ、
という特徴がありました。


はたしてクジラも同じなのか、ぜひ上を見上げて数えてみて下さい



  → その2に続きます


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