スコットランドの寄宿学校にいたリリーがレイブンに狙われ、ロンドンに戻る話。
少年の献身にグッときた。やばそうな拉致男に立ち向かってリリーを助けようとしたり、狙われてるリリーの身代わりを引き受けたり。身代わりについてはそもそもどこまで聞いていたのかわからないけど…それでも身代わりという時点でそれなりに何かあるとは察していたはず。好きな子のためとはいえなかなかここまではできない。リリーがロンドンに行ってしまうことはもうわかっていたので、下心ではなく純粋に助けたかったということなんだろうな。そのあたりも尊い。
しかし、少年が危険を顧みず二度もリリーを助けようとしたことを、リリーはまったく知らないんだな…と思うとせつない。
ガンマンは職業ではなく生き方だというのが格好いいし、とても次元らしい。ただの職業だったら、拳銃はとっくに使いやすいものに変えてるでしょうね。
ライフルで狙撃したときの音が遅れている描写に、おおっ! とテンションが上がりました。すごくワクワクする。1秒も遅れてない感じなので、距離的には500メートルくらいですかね?
最後の一発は何が起こったのかよくわからなかった。フレームが耐えきれなくて暴発(?)したのはわかるんだけど…銃身ごとぶっ刺さったってこと? 防弾ベストを貫通して? そんなことになる???