未来のミライ。見せたいものを集めてパッチワークでつなげたような印象。SF・ファンタジー要素もそのためのご都合主義としか感じられず。小さな子供、子育ての現実、家族のルーツといったものを描きたかったんだと思うけど、焦点がぼやけてるような。エンタテイメントに昇華できていない気がする。くんちゃんはリアルな子供として描いているんだろうけど、ときどき理解力や発言が大人並みだし、声も大人びていて小さな子供の声には聞こえない。あと、まだ4歳の子にここまでして無理やり成長させる意味はあるのかと。普通に周囲と交流しながらゆっくり成長していったほうがいいんじゃ。小中学生ならこういう経験をして成長という展開もわかるんだけど、普通の4歳児では理解も難しいような。ほかにもツッコミたいところは山ほどあるけどもういいや。書くのも疲れる(笑)。個人的に細田監督作品は面白い面白くないにかかわらず気持ち悪さを感じてしまうのですが、これも例にもれずそうでした。多分、私が気持ち悪く感じている部分が、世間的に評価されている部分でもあると思うんだけど。