初の車中泊でしたが,思ったよりも快適に朝を迎え,いよいよ今回お世話になる
石巻動物救護センター に向かいました.
ここは,水道局の広い敷地の一角を間借りしているとのことで,震災の被害も少なく
芝生が広がる快適な空間となっていました.
ここで,5月1~4日の昼までお手伝いをすることになります.
単に犬が好きというだけで,何か役に立てるのか? とちょっとドキドキです.
「このマークはちょっといい感じ!」
9時の開始が近づくと,どんどん人が集まってきました.
ざっと100人くらいでしょうか.
朝のミーティングが始まり,スタッフからの連絡や注意事項,全員の簡単な自己紹介などが続きます.
獣医師やトレーナーなどのプロが十数人,その他一般の人が,老若男女,全国から来ています.
ここを立ち上げたイワサキ先生は,東京の動物病院の先生で,たった一人からここまで立ち上げた
ということで,設立の経緯のお話には,グッと来るものがありました.
日々入れ替わる多くの素人ボランティアをとりまとめて活動を維持していくというのは,
相当に大変な作業だろうと感じます.
さて,作業の内容ですが,
医療チーム,物資仕分け,インフラ整備,事務作業手伝い,DB作成などのIT関連,
避難所配給,シャンプー&トリミング,犬の世話,猫の世話,炊き出しなど,実に多彩な業務があります.
特に資格も特技もないチャココ家は,最も敷居の低そうな”犬班(中小型犬)”に入ることにしました.
犬班の主な仕事は,犬の散歩,その間の犬小屋の掃除となります.
散歩は,20分程度を3匹,午前と午後の2回のペースでした.
散歩のない時間帯は,大量の物資の仕分けと運搬をしたり,ゴミの片付け,
電源工事や水道工事の手伝いなど,色々なお手伝いをしています.
ここは女性のボランティアさんも多いのですが,インフラ整備のためには,
ガテン系男子の活躍が重要に見えます.
「医療チームのトレーラーハウス」
「スタッフミーティングルームも屋外テント」
プレハブ犬舎は,大型犬用,中&小型犬用,猫用,感染症用の4棟がありました.
犬猫合わせて120匹くらいいるようです.
飼い主不明の保護犬もいますが,多くは,避難所などにいる被災者からの預かり動物でした.
「猫ハウス:逃げられたら大変だぁ!」
支援物資もすごい量で,テント8つ分くらいあります.
仕分けや運搬,在庫管理もかなりの作業です.
ここまで肝心のワンちゃん,ネコちゃんが登場してきませんが,
預かり犬が多いということで,残念ながら,動物の写真撮影&掲載は禁止されています.
チャココ家好みのフワフワの保護犬もいました.
早く飼い主さんが見つかるといいけど,もしも飼い主さんが見つからなかったら,
その時は,引き取りに立候補したいと思います.
散歩では,下痢や軟便の子が目立ち,やはりストレスの影響があるのでしょう.
途中で,飼い主さんが面会に来たりすると,ものすごく喜ぶので,周りのみんなも
いっしょにうれしくなってしまいます.
本当に,みんな早く飼い主さんのところに帰れるといいのですが.