自転車、登山旅日記

 いまから10年以上前、日本各地を自転車旅していました。その時の内容を少しずつ更新していこうかと思います。
 

古い町並み残る、大宇陀

2023-02-19 21:43:51 | 日記

2008.11.18

奈良市・針→(R369)→宇陀市→(R370、県262)→川上村・大滝→(R169)→上北山村・新伯母峯トンネル(自転車)

 本日は8時前の出発となりました。R369を南下し、香酔峠を越えると10%下り坂が続きました。榛原市街地を避けるようにR370に入りましたが、市街地方面に1km行った所にスーパーがあるとのことだったので、そこを目指しました。今後のルートは山間部に入るため食品調達が必要になるためでした。スーパーは9時から開店しており、食品調達することができました。買い物をした後、大宇陀に向かって南下しました。

 大宇陀・松山地区の古い町並みは重要伝統的建造物群保存地区に指定され、約200軒の伝統的な建物が連なっていました。古い建物は300年以上前から経っており、お堀もありました。ゆっくり見たい街並みであり、一見の価値はありました。

 大宇陀から南下し関戸峠を越えると川上村との境近くまで緩やかな下り坂でした。川上村に行くにはR370より県262からR169に入る方が短縮路になるため、吉野川沿いのその道を進みました。川はエメラルドグリーン色できれいでした。

 R169に入り、南下を続けました。すぐ大滝ダムのため8%上り坂になりました。それを過ぎて3kmほど走ると道の駅「杉の湯川上」になり、そこでは16人組ライダーが食事をしていました。さて、それにしてもR169は山深いと感じました。吉野川を下に見ながら2車線路を走り、周辺は深い山々に囲まれていました。信州の木曽とも、四国の山間部とも違った、紀伊半島ならではの雰囲気なのだろうと思いました。

 ここから大迫ダムまで走り、県224を4kmほど入ると入之波温泉「山鳩湯」に到着しました。2008年11月(今月!)から原油高騰のため火曜日が定休日との張り紙がありました。今日は火曜日・・・。入浴を諦めきれず受付へ行くと15時までならば入浴可能とのことでした。現在14時40分だったので急いで入浴しました。この温泉施設は雑誌自遊人「温泉パスポート」で紹介されていたため、それを提示して無料で入浴できました。ワクワクしながら浴室ドアを開けると感動しました。浴室は茶色の温泉、浴槽は温泉成分が濃厚のためなのかカルシウムらしきものが大量に付着していました。ゆっくりじっくり入浴したかったのですが、15時退出の約束があったので急いで出ました。

 温泉を後にし、R169に戻りました。再び南下を始めると本格的な上り坂になり新伯母峯トンネルまで続きました。さて、このトンネルを走っているとき、その出口付近で対向車が前車を追い越すために、猛スピードでこちらの車線に入ってきました。こちらは自転車ごと壁にへばり付いたため問題はありませんでしたが、怖い思いをしました。トンネルを抜けた所に数台駐車できるスペース、その近くにトイレがあったため、そこでテント泊となりました。

 


秋が深まっています

2023-02-19 18:54:41 | 日記

2008.11.17

御杖村→(R369)→曽爾・曽爾高原→(県81、県784)→名張市→(R165、県28、R369)→奈良市・針

 みなさん、こんばんは。今日も曇り空が続き、ここ数日の天気は雨・曇りが続いています。

 さて、今日は御杖村からスタートしました。昨日はドライブ、ツーリングで交通量はありましたが、今朝はあまりなく走りやすかったです。しかし地元ドライバーの運転が気になりました。交差点を曲がる時に方向指示機を出していません。1、2台どころではなく、半数くらいの車が出していない…。日本各地行っていますが、ここまでひどい所は見たことないですよ…。

 話がずれましたが、御杖村から曽爾村に走り、曽爾高原に行きました。近くの山では紅葉真っ盛り、高原では一面ススキでした!きれいでしたよ~。関東で言えば、箱根・仙石原に匹敵するススキ原でした。高原までの上りはきつかったですが、一見の価値はある所です。

 曽爾高原から名張に出ようとしましたが、道路上に落石があり通行止になっていました。よって、違う道を通るしかありませんでした。またしても峠越えをするしかなく…椿井峠越えをしました。峠越え手前で見かけた兜岳と鎧岳は特徴ある山容でした。

 峠越えした後、三重県に再突入。名張市に入りました。

 その道沿いから赤目四十八滝へ行ける遊歩道があり、そこから滝を見に行きました。紅葉には遅すぎましたが、滝、紅葉ともに美しかったです。

 滝の後は、道の駅スタンプ集めをしていました。奈良市、道の駅・針TRSに来ましたが、高速PAみたいな感じで、かなり大きい施設です(中央道・双葉SAより大規模)。

 紀伊半島は細かなアップダウン、峠越えが多く、あまり距離が延びません。厳しいですねぇ…。

 


雨でした…

2023-02-19 00:38:41 | 日記

2008.11.16

御杖村・滞在

 みなさん、こんにちは。今日は昼過ぎまで雨が降り続きました。よって、昨日と同じ所に滞在しました。雨風が防げる建屋にいるので快適です。

 さて、今日は地図とにらめっこしていました。ツーリングマップル7冊、温泉雑誌2冊、日本百名山地図帳、沖縄・離島情報誌など…。おそらく重量は5kg弱あると思います。温泉雑誌を見て行きたい共同浴場をチェックし、ツーリングマップルに記入していました

 明日は晴れることを期待したいですね。晴れますように…。

 


奈良県に入りました

2023-02-19 00:17:25 | 日記

2008.11.15

大紀町→(R42)→大台町→(県429、県710)→松阪市・飯南→(R368)→御杖村

 みなさん、こんばんは。今日は、ぐつついた天気で雨がぱらついたりしました。これから一段と寒くなりそうです。

 今朝は大紀町からスタートしました。隣町の大台町に行き、そこから相津峠へ走りました。マニアックな峠道で、あまり交通量はありませんでした。

 峠を下ると飯南町に入りました。ここは、お茶の産地らしく、山間にお茶畑が広がっていました。以前住んでいた埼玉・入間市もお茶の産地で、丘陵にお茶畑が広がっていました。懐かしくなりましたが、全く生産地形が異なることは興味深いです。

 続いて、R368を西に向かいました。美杉村に行くまで仁柿峠を越えました。峠までは1.5車線、杉林の中をクネクネ緩やかな上りが続きました。まさに酷道でした(439に負けていません→マニアなら分かると思います)!

 津市・美杉で、また伊勢うどんを食しました。先日の岡田屋で何か足りない…と思ったら、カツオブシが乗っていなかったことに気付きました。

 名松線終点の伊勢奥津駅に立ち寄りました。この駅は、今まで訪れたかった駅の1つでした。

 さらに西に進み、奈良県に突入しました。天気が悪く、霧で見通しも悪いので、16時でしたが終了しました。

 


旅人との出会い!

2023-02-18 23:48:15 | 日記

2008.11.14

南伊勢・相賀浦→(R260)→紀伊長島→(R42)→大紀

 みなさん、こんばんは。今日も天気に恵まれ、暑かったですよ。日中は半袖で過ごせるほどの陽気でした。

 今日は南伊勢町・南海展望台付近からスタートしました。朝は後輪のパンク修理から始まりました…。昨夜、パンクしていることに気付いていましたが、今朝に持ち越しました。ということで、スタートが9時頃と遅くなりました。

 ひたすらR260の海岸線を進んで行きました。アップダウンの連続…。海が近くなったり遠退いたり…そんな道でした。途中で「交互一方通行用信号機」が常設されていました。「青信号まで約○○秒」と表示されていました。非常に珍しい信号ではないでしょうか。初めて見ました。

 途中で通った道から見えた美しい漁村。

 棚橋峠は緩やかな上りが続きました。本当に国道?と思わせるクネクネ道、1.5車線が続きました。今は峠の下にトンネルが通っているため、峠道は交通量なしに等しいです(マニアが通るくらい?)。

 さらに進むと…自転車で旅をしていると思われる人を発見しました!自転車の後ろに釣竿を装備しているではないですか。この方は東京・大田区からひたすら海岸線を走り、ここまで来たそうです。釣りをしながら、自転車で旅をするとは面白いですよね。いろいろな旅スタイルがあっていいはずです。道の駅・紀伊長島で再び会い、じっくり話を聞かせて頂きました。ひとまず広島まで走り、その後、日本一周する予定とのことでした。またどこかで会えそうです。

 道の駅の情報にて、今後、走ろうとしていた道が通行止ということが分かり、ルート変更を強いられました…。ということでR42を北上しました。

 ミルクランドにて、大内山牧場の牛乳を使用したシュークリームを購入しました。1個110円でした。

 途中で阿曽温泉に入浴しました。ここは廃校を利用した設備で懐かしい感じになりました。浴室で寝転びながら今までの旅を振り返りましたが、全て過去のことであり(当たり前ですね)、これからのことが重要だなぁ、どんな旅が待ち受けているか、どのように組み立てるか、なんて考えていました。

 そして、その先の道の駅「奥伊勢木つつ木館」へ。するとテントを張っている人を発見!でも、自転車でもバイクでもなさそうだし…。ひとまず話を聞くことにしました。まさか…とは思いましたが、まさかの徒歩の旅人でした!しかも北海道・札幌からで11ヶ月経過とのこと(夏は川上村でレタスのアルバイトしていたそうです)。過去の旅も含め、日本一周中の徒歩の旅人に会うのは2人目です。徒歩旅…、究極の旅スタイルだと思います。荷物は重量44kg程度と言っていましたが、想像つきません。自分は登山をするので分かりますが、25kgを背負うのでも大変だと感じます。プラス20kg弱…。今すぐ旅を止めたいと話していましたが、今までの体験談を嬉しそうに話す姿を見ると、そんな感じはせず旅を楽しんでいるなぁと感じました(大変なことはたくさんあると思います)。

 今日は2人も旅人に出会いました!大変ながら、それぞれ楽しんでいるなぁと感じました。