ラニーニャ現象のせいで、今年の酷暑はまだまだ続くそうで、この酷暑の後は、短い秋の後、厳寒がやって来るそうです。エルニーニョ現象もラニーニャ現象もずっと昔からあったということですが、私は、最近、ラニーニャ現象というのを知りました。子供達もこの時期は、熱中症にかからないよう自宅で遊んでいるようですね。私も、猛暑の夏には、遠出を避けて、こじんまりと休日を過ごしています。
先日は、私は京都のボストン美術館展を鑑賞した後で、琵琶湖の畔で休暇を過ごしました。琵琶湖湖畔でゆっくりホテルに連泊したのは今年が初めてです。
ヨーロッパ風の洗練されたホテルに私は心地良く滞在出来ました。スタッフの方達も皆親切で、ちょっと質問したり、話しかけたりした時にも、とても礼儀正しく、丁寧に接して下さいました。またその一方で、面白いと思ったことには、実に朗らかに心の底から楽しそうに笑って、とても自然体で素敵でした。大阪人なら、こんなことでこんなに笑うかなぁと思うことにも、心底楽しそうに笑うので、近江の人達の明るさが私には新鮮に映りました。
大阪では、ボグダン先生が使える日本語を駆使して必死でギャグを言っても、周りの人達のリアクションは、「さぶ~」だったのですが、きっと近江の女性達なら笑いころげて下さったことでしょう。とにかく、カルガモの話をしただけで、近江の女性を笑わすことが出来て私は大満足でした。
琵琶湖にたった一羽、カモがいたのですが、それが気になってしかたがないと話しただけでもう近江の人達は笑って下さるんです。別に力んで「たった一羽で、可哀相にこれじゃあ、「白鳥の湖」ではなくて、「薄情の湖」じゃないですか~」なんて言うまでもなく、すでに一羽のカモが気になるという着眼点だけで可笑しいみたいです。近江女性は本当に優しいですね。
私は、京都の美術館前の川で、たった一羽のしょんぼりカモを見た時、泳いでいるのか潜っているのか溺れそうになっているのか分かり辛く「一体なにがやりたいねん」と大阪人的ツッコミを心の中で入れつつ、そのロンリー・カモのことが気になって仕方がなくて、その後、私なりに調査をしました。すると、その川は琵琶湖疏水であることが分かりまして、琵琶湖にいた孤高のカモと京都のロンリー・カモはいつか繋がるカモと希望の光を見出しました。琵琶湖疏水は調べてみると興味深いテーマですね。
それから、近江の子供達も行儀が良くて、ジョギングをしている中・高生達が、走りながら、「こんにちは~」と爽やかな笑顔で挨拶してくれたので、私は嬉しい気持ちになりました。
「功名が辻」の千代様も長浜城から琵琶湖をよく眺めていましたが、乱世にあっても前向きで朗らかな千代さんの笑顔が忘れられません。端切れで作ったお洒落な小袖を可愛く着こなして、枡をまな板として使い、貧しい暮らしでも明るく生きていた千代さんが懐かしい。達筆で文学的教養もあって聡明なのに、少しも偉そうにせず、誰からも慕われていた千代さんの穏やかな微笑みが偲ばれます。ということで、この夏は、仲間由紀恵さんが好演した千代さんゆかりの地で心癒されました。
仲間由紀恵さんの宣伝(其の一)
仲間由紀恵さんが「麦とホップ」の営業部長になりました。夏はやはり浴衣と「麦とホップ」ですね。このお茶目な表情がたまりません
宣伝(其の二)
仲間由紀恵さん主演のドラマ「Japanese Americans」を今から楽しみにしています。逆境の中にあって、凛として前向きに生きる女性は、まさに仲間由紀恵さんに相応しい役どころ。11月の始めから約11時間続くこのドラマ、私は、誰に何と言われようと絶対観ます。別に誰も何も言いません。