みちのく旅行記 イーハトーブ

岩手とくれば小岩井農場も有名だけど、ここも忘れてはなりません。

岩手の花巻は、かの有名な童話作家『宮沢賢治』の生地なのです。




宮沢賢治記念館では自筆の原稿などの展示のほかに、ビデオや『宮沢賢治』の宇宙学などを見る事ができます。

私も昔よく読みました。『銀河鉄道の夜』とか『風の又三郎』…　また読みたくなって来たあ。

『雨にも負けず　風にも負けず　雪にも夏の暑さにも負けぬ　丈夫なからだをもち　慾はなく　決して怒らず
いつも静かに笑っている　一日に玄米四合と　味噌と少しの野菜を食べ　あらゆることを　自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり　そして忘れず　野原の松の林の陰の　小さな萱ぶきの小屋にいて　東に病気の子供あれば
行って看病してやり　西に疲れた母あれば　行ってその稲の束を負い　南に死にそうな人あれば　行ってこわがらなくてもいいといい　北に喧嘩や訴訟があれば　つまらないからやめろといい　日照りの時は涙を流し　寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ　褒められもせず　苦にもされず　そういうものに　わたしはなりたい』

この詩も『宮沢賢治』の超有名な詩ですよね。

また岩手を愛する賢治が『岩手』の事を『エスペラント語』で『イーハトーブ』と呼んでいるのも有名です。

なので岩手にはよく『イーハトーブ』とかかれた標識や看板を目にすることがあります。

『理想郷』って言う意味なんですね＾＾




ここはイギリス海岸～





『宮沢賢治』はイギリスに行った事が無いのですが、この風景を見て『イギリス海岸』と名付けたそうです。

言われてみればイギリスの風景にも見えて来ました。






そしてこの日の宿。

岩手花巻南温泉峡　山の神温泉『幸迎館』




かなり敷地が広い温泉旅館です。




ロビーも広い～




もちろん部屋も広い～

この写真を見て気づかれた人はいるかな？？

ロビーもお部屋も至る所が、よくお寺で見かける『格縁天井』なのです。

欄間の透かし彫りもすごければ、お風呂の中もすごい豪華～

もともとバブリーな時代に建てられた超贅沢な造りの旅館なのです。

理由があって前のオーナーが手放し、今のオーナーがリーズナブルな値段で旅館を経営しているのだとか…




温泉はまるで化粧水のようにトロトロで、美肌に効果的だとか＾＾

美人になれたかな～

料理も美味しかった




問題！
ところで、この旅館でもそうなのですが、お店の入り口にこのように大きな扇風機があるのをよく見かけるのですが、さて何の為に使うのでしょうか