祇王寺を出てすぐのところに滝口寺への案内が
特別寄る予定ではなかったのだけれど
ブログで(女性みたい)一番京都らしいお寺で必ず寄る
と書いてあるのを見たという話を聞き寄ってみる
入り口は祇王寺と似ている
何となく荒廃しているようにも見えてしまう (^_^.)
入り口奥左手で受け付けをし
右にある緩やかな石段を上る
こちらも紅葉の最盛期は過ぎているみたいだけど
まだまだ秋の色
そしてこれが本堂
中から左手の庭を見る
ブログの女性は何時間もひとりで庭を眺めていたとか・・・
今回4人で訪れたのだけれど
そんな話をしながら
写真の左側の縁側に座る(本堂の写真正面)
静かで音がない
どういうわけか私たちしか人もいない
確かに何時間でもいられるかも・・・と思う
南向きなのか日だまりになっていて
秋の柔らかい日差しでこたつのようにぽかぽかする
寝転がってたいねぇと語り合う
滝口寺も祇王寺のように悲恋の場所のよう
滝口入道と横笛の実らなかったその恋は
平家物語「維盛高野」の巻で語られているのだとか
本堂には鎌倉時代作のふたりの木像が並んでいる
そしてもうひとつの悲恋はこちら
これは新田義貞の首塚
三条河原に晒された義貞の首を妻が密かに運びだし
ここに埋葬して彼女は出家し一生をここで過ごしたのだとか
ひっそりとしている様からそういう空気を感じ取る
帰り際、本堂でやっとひとりの男性とすれ違う
静かな静かなお寺でした