おでかけ

写真整理を兼ねて

2011年12月3日(土) 滝口寺

2011-12-10 22:58:03 | in Kyoto

祇王寺を出てすぐのところに滝口寺への案内が

特別寄る予定ではなかったのだけれど

ブログで(女性みたい)一番京都らしいお寺で必ず寄る

と書いてあるのを見たという話を聞き寄ってみる

入り口は祇王寺と似ている

何となく荒廃しているようにも見えてしまう (^_^.)

入り口奥左手で受け付けをし

右にある緩やかな石段を上る

こちらも紅葉の最盛期は過ぎているみたいだけど

まだまだ秋の色

そしてこれが本堂

中から左手の庭を見る

ブログの女性は何時間もひとりで庭を眺めていたとか・・・

今回4人で訪れたのだけれど

そんな話をしながら

写真の左側の縁側に座る(本堂の写真正面)

静かで音がない

どういうわけか私たちしか人もいない

確かに何時間でもいられるかも・・・と思う

南向きなのか日だまりになっていて

秋の柔らかい日差しでこたつのようにぽかぽかする

寝転がってたいねぇと語り合う

滝口寺も祇王寺のように悲恋の場所のよう

滝口入道と横笛の実らなかったその恋は

平家物語「維盛高野」の巻で語られているのだとか

本堂には鎌倉時代作のふたりの木像が並んでいる

そしてもうひとつの悲恋はこちら

これは新田義貞の首塚

三条河原に晒された義貞の首を妻が密かに運びだし

ここに埋葬して彼女は出家し一生をここで過ごしたのだとか

ひっそりとしている様からそういう空気を感じ取る

帰り際、本堂でやっとひとりの男性とすれ違う

静かな静かなお寺でした