Chez Noix Family

Old Casual Restaurant

持ち込みされたワイン

2010年01月24日 | 奈良店
先日のことですが、当家にいつもご来店されるときに
ワインをお持ち込みになるお客様がいらっしゃいます

その方は魚料理+パン+当家の白ワイン

そのあとにタンシチューとこの日のワインみたいな感じです

いつもとてつもなく素晴らしいワインを持ってこられるのですが
今回はびっくりしました。

なんと 1971年に作られたワイン
その名も「ドメーヌ、ルイ・ラトゥール・シャンベルタン」



80年台のワインはこれまでもみたことがあったのですが
70年代は初めてお目見えしました

おそるおそる袋から出してみるとラベルがかびが生えていて
キャップシールを切り開いた時はもう感動ものでした。
外面は思ったよりも綺麗でしたので
37年間しっかり管理されていたんだなぁ…と



さぁ いざコルクにオープナーを差し入れてみると
これまた思った以上、いや想像以上のコルクの柔らかさで
あけるまでに慎重に、慎重に時間をかけたところ5分近くもかかりました。
真中で一度割れてしまったのですが、コルク方も落ちることなくなんとか
開けれました。
その香りは…、…ワインの中にブランデーが溶け込んでいるような
古い香りの中に甘さの香りがあって
初めての香りでした。

「申し訳ありません。一度真中で割れてしましました」
と事情をお話したら
「いやいや、このクラスは開けれるほうがすごいよ。
 いつも、変わったの持ってきてごめんね」
と言っていただき、寛大な言葉をいただきました
(なんとやさしい…)

いつも最後オリが回る前によかったら…と少し残して変えてくれるのですが
今回はそのワインの味にもびっくりしました

ちょっと文章では表現できないくらいです

kチーフも試飲されたのですが「なんじゃこりゃ」

とたまげていました(そりゃたまげますわ)

こんな素晴らしいワインに出会えて感激です。

本当にありがとうございました


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