先日、「集団接種の思い出」という記事の中で書いた、学校医のN医院。
家からもそこまで遠くないので、子どもの頃特に幼稚園ぐらいの頃はよく受診していた。
あるときから、あまり連れて行かれなくなった。
あれは、弟が小学校に入学してすぐの頃(たしか4月下旬頃)。
激しい腹痛を訴えて早退することになった弟。
その弟を学校に迎えに行って、そのままN医院へ担ぎ込んだ母。
「一時的なもの」みたいな判断で、痛み止めみたいなお薬を処方されて帰宅したらしい。
私が学校から帰ると、弟はリビングに布団を敷いてもらって寝ていたという記憶がある。
薬を飲んでも一向に効かない。
おかしい、と思った母は再度N医院へ。
この時点で「面倒くさい患者」認定を受けたのだと思うが、やはり「なんでもない」という診断。
病院の受付が終わった夕方、親族に色々と相談していた母は、複数のアドバイスを元に、
地域医療センターへ弟を運び込んだ。
結果。
急性虫垂炎。腹膜炎も発症。あと数分遅かったら命の危機あり。
最初の受診はともかく、二度目の受診でなんで見落とすかね?と医療センターの医師たちも首をかしげたらしい。
これがきっかけでN医院への受診はほとんどなくなった。
このときのN医院の先生方は2人とももう引退している模様。
そりゃそうだよね、あのときですら、もう今の私の年齢より上だったもの。
今は娘さんが院長になっているようだ。
でも、個人的にもあの医院に掛かるのはイヤだ。
刷り込まれた悪いイメージは40年近く経っても、全く消えない。
幸いなことに、内科医院はあのあたりにゴロゴロしているので、不便もない。
外観は当時とほとんど変わっていないが、内部はどうなっているのだろう?
多少の興味はあるが、受診するような気にはなれないので、当時の記憶のまま行くしかないなぁ。