知らない人も多いと実感

この前、7歳の糖尿病の子を死亡させたとして、自称祈祷師の男が逮捕された。
そのニュースに対するコメントを見ていて、「1型糖尿病」を知らない人が多いのに驚いた。
私は大学生の頃には知っていたので、一般常識に近いレベルで認知されていると思い込んでいた。

エアロビクスで世界レベルで活躍している（していた？）大村3兄妹が熊本出身ということもあり、折に触れて「1型糖尿病」について解説されていた。
（一番上の大村詠一さんが1型糖尿病）
インシュリンの注射が欠かせないので、試合会場でも注射をしていたら、ドーピングと間違われたこともあったとか。
幸い、説明すればきちんと理解してもらえたそうだが。（でなければ世界大会なんて出られないよな）

一番上のお兄さん、大村詠一さんはこういう方。

私の知識では、「1型は（語弊があるかもしれないが）『不運』」「2型は自己責任」というイメージ。
自分で防ごうと思えば防げる2型に対し、1型はある日突然発症する…。


今回の事件で死亡した男の子は「1型糖尿病」。
本人の責任でも、ましてや両親の責任では絶対にない。
そういう点では本当に「不運」だったとしか言い様がない。
7歳の子を糖尿病にした、と親を責める人もいたけど、そこは責めるところじゃない。
子どもだもん、注射いやだよ。
そこは心を鬼にしてでも根気よく言い聞かせなければいけなかったんじゃないかな。

私が持っている難病も含め、対症療法しかない病気の根本的な治療法がいつか確立される日が来ることを願っている。