オリンピックに続き、パラリンピックも閉幕。
オリンピックと違い、パラリンピックの決勝はほとんど日本時間の夕方から夜に掛けて行われたので、
他に見る番組もないし、ということでほぼ連日見ていた。
陸上のクラス分けはほとんど分からないまま終わってしまったのだが、競泳に関しては結構覚えた。
それだけ競泳は見ていたということなんだけど。
ザッと競技種目を見ただけでは分からなかったのだけど、一番障がいの程度の重いS1クラスが実施されるとはビックリした。
四肢がほぼない人、あっても麻痺している人、色々な人がいて、
「この人はどうやって泳ぐのだろう?」と興味津々で見入っていた。
とにかく「凄い」の一言に尽きた。
1分以上掛けての50mのゴール。
とにかく「人間って凄いな」という感情以外何もない。
そして、S1クラスやS2クラスに入るような人たちが、生き生きとして泳いでいる姿に、
「日本もこういう人たちが、パラリンピックを目指せるような環境が出来ればいいのに」
と思わざるを得なかった。
そういえば、全盲のS11クラスが競技をしているときに、解説の人が「水しぶきや波の感覚で
どのあたりに隣のレーンの選手がどこにいるかは分かっていると思う」と言っていたが、
昨日「クマロク!」にオンライン出演した、S11クラスで銀メダル2つ、銅メダル1つを獲得した富田宇宙選手が、
同じことを聞かれ、「分かりません!」と断言していた。
そもそもブラックゴーグルの所為で見えないし、必死に泳いでいるのに、
隣のレーンの選手の水しぶきとか気にしていられない、とのこと。
いやー、ここまで解説の人の説が否定されるとは。思わず笑ってしまった。
今回のパラリンピック、自国開催で放送も多かったから色々な種目を楽しめた。
一過性で終わらせるのでなく、継続して見せて貰えたら良いなと思う。
選手の皆さん、お疲れ様でした!