Chiakiの徒然日記

まだまだ道半ば

あの大震災から4年。
ここ数日、震災関連の特番が多いように感じる。
そのほとんどが東北地方。
だから、忘れ去っていた。
東北ほどではないにしろ、「被災地」となった地域のことを。

今月いっぱいで、向かいのアパートを退去する家庭がある。
すでにご主人は半年前に単身赴任している。
会社が単身赴任の継続を認めないのか、年度替わりを機に引っ越しを余儀なくされたそうだ。
引っ越し先は、これまでの話を総合すると、おそらく夢の国や国際空港のある県。
退去の知らせを聞いてから、そこの奥さんと話した。
そうしたら…。
震災の影響で住むところが見つかっていない、とのことだった。
ビックリ!
普通、引っ越し先を決めてから退去の連絡をするものだろうし、今まで退去していった方々もそうだった。
話を詳細に聞いてみると、亀裂が入っていたりして入居不可の物件が多いとのこと。
また、前住民の退去のタイミングが合わなくて断念せざるを得ないことも。
全部、あちらから話してくださったことで、こちらから根掘り葉掘り聞いたわけじゃないですよ。

それから数日たって、改めて訊ねてみたら、ようやく入れそうな物件を見つけた、と。
とにかく見つかって良かった。
色々と不安はあるだろうけど、一歩前進ってところかな。

つくづく思った。
被害があったのって東北地方だけじゃないんだ、ということを。
すでに住んでいる人たちは何とか折り合いをつけられるだろうけど、転勤等で行かなければならない人たちの住居の確保が難しいというのは正直なところ驚いた。
液状化が激しかった地域では、まだ道路が波打っているところもあるとか。
テレビを見なければさっぱり状況が分からなかったところに住んでいる人間からすれば、もう想像を絶する世界。
5年後、本当にオリンピックやるんですか?
道路の復旧や建築物の補修・改修が遅れているのだって、オリンピックの準備の所為でしょ?
元気を与えたい、というのがスローガンだったと思うけど、生活の基盤さえ整わないのに本当に元気を与えられるとでも?

色々と考えさせられた一件だった。

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