今、何かと話題の新型肺炎。
15年以上前、母が肺炎になっていた、らしい。
「らしい」というのは、本人も病院も気付かなかったから。
翌年の肺がん検診で胸のレントゲンを撮ったときに、影が映っていて判明した。
要精密検査、という通知を貰った母、「癌ではないか」と怖くて怖くてどうしようと思っていたらしい。
精密検査の後、「肺炎の痕」という結果が伝えられ、「え、肺炎になっていたの!?」と拍子抜けしたくらい。
思えば、その数ヶ月前に熱が続いてなかなか下がらなかったということがあったなぁ。
あれは肺炎だったのかぁ。
なんて、母と二人しみじみと感じた。
咳はほとんど出ていなかったから、胸のレントゲンなんて撮らなかったようだし。
別に医療機関の誤診だ何だと騒ぐつもりはないけど、熱が続く時点で何らかの検査はしてくれても良かったんじゃないかな?
あの頃はまだ、私はペーパードライバーだったので、叔母に送迎を頼んでいた(父は他界)。
そのあたりをきっかけにして、ペーパードライバー脱出を決意したんだったなぁ。
その後のことだが…。
さらに翌年の検診でも引っかかるんじゃないかとビクビクしていた母だったが、綺麗に治っていたらしい。
ということは、前年のはきちんと治っていなかったの?
色々と不思議なことはあったが、15年以上経った今、母はすこぶる健康体。
70歳になって1週間経つ年齢なのだが、私よりも元気かもしれない。