何ともまぁ、お粗末な「事件」で。
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この小説で、給食調理場の事情はあらかた分かった(どこまでフィクションかは分からないけど)。
小説内では、食材はもちろん、使用する調味料の量までしっかりと計算され、
主人公が「塩分がちょっと足りない気がする」と、塩を足そうとするのを栄養士が体を張って止める、という場面もある。
そういうのを読んでいたからか、この記事にある出来事には開いた口がふさがらない。
様々な事情から、給食の時間に給食到着が間に合わない、というのは、中学校の3年間でも何度かあった。
それでも「メニューが変わる」なんてことは経験がない。
これはさすがに、給食費返還するべきだと思うけど、どうなるんだろうね。
各家庭に返還、というのは厳しいだろうから、どこか1ヶ月分の徴収をしないとか。
トラブルが相次いでいたのに、切れなかった、というのも解せない。
前に勤めていたデイサービスで、サラダのようなものに、ビニールの切れ端が入っていたことがある。
私→先輩同僚→上司(ここまでは同一空間で働いていた)→さらに上の上司→管理栄養士→院長と伝わり、
食事を作っていた業者はその日限りで切られた。
大量調理の現場は大変だと思う。
きっちり仕上げる皆さんには敬意もある。
だからこそ、その敬意を裏切らない働きぶりを見せて欲しい。
いい加減なやり方だったら、信頼を損ねるということ、肝に銘じてほしいな。