Chiakiの徒然日記

「さあ、あなたの暮らしぶりを話して」

アガサ・クリスティーのエッセイ。
考古学者の夫とともに遺跡の発掘現場に行き、そこでの生活ぶりが描かれている。
出発までのドタバタ、現地に着いてからのドタバタ、現地採用の作業員たちとのやりとりなど、とても面白く読めた。
さすが小説家といったところか。

舞台はメソポタミア文明が興った付近。
いろんな人がいて、それがまた人間臭さを醸し出していて味がある。

イスラム教徒は轢き殺してもいいと思いこんでいるキリスト教徒のドライバーはちょっと怖いけど。
「エコノミーア!(経済的)」が口癖で、よくよく考えれば、全然エコノミーアじゃないことを平気でやるあたりも好き(笑)

子どもが何人いて、そして流産を何回経験して…と自慢する女性。
クリスティーも子どもを少し水増しして対抗したりと、意外にも負けず嫌いな一面が見られた。

今はまたミステリーの方に戻っているのだが、自伝も出ていることだし、また読んでみようかな。

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