あるけど、散々な思い出

魚釣りが趣味だった私の父。
小学生の頃、一度だけ父について行ったことがある。
朝早く起きて（4時頃？）出発。
父と私と弟の3人。
場所は、確か天草あたりの岸壁。
特に竿を持つということもなく、ただ父が釣り上げるのを見ていただけだった。
弟は少し釣らせて貰っていたのかな…。

そんなときに限って襲ってきた、強烈な腹痛。
トイレに行きたくて仕方がない。
でもトイレなんてない。
近くに店…もほとんどない。
昔ながらの駄菓子屋さんのような店に、駆け込んで父が事情を話したら、私の目から見ておばあちゃんに見えた店主さん、快くトイレを貸してくれた。
トイレを済ませてもあまりスッキリとはせず、車の中でゴロゴロしていた。
（あ、お店には父がきちんと何かを買うことでお礼していますよ。私も言葉で謝意を伝えてます。）
おなかの調子は悪いわ、退屈だわ、少し暑いわで、完全に意気消沈していた私。
完全に「つまらない思い出」として記憶に残っている。
このときの釣果は覚えていない。たぶん、ほとんど釣れなかったんじゃないかな。
目的はたしか、キスかガラカブだったと思う。

ちなみに弟は、それなりに楽しかったらしく、たまに父と一緒に釣りに出かけていた。
私は二度と御免！という感じかな（笑）