水泳のオリンピック選考会

今週放送されている、水泳のリオ・オリンピック代表選考会。
派遣標準記録と順位という分かりやすさから、前回大会あたりからずっと見ている。

誰なのかハッキリ見ていなかったので分からないのだが、女子選手のことを「○○さん」と呼んでいる人がすごく気に入っている。
女性に対して「○○くん」と呼ぶような風潮は最近はなかなかないし、いいことだと思う。
解説者は元選手だろうし、大先輩なのだから呼び捨てでもいいのだろうけど、今泳いでいる選手への敬意が感じられて好感が持てる。

昨日の女子200メートル個人メドレーは燃えた！
派遣標準記録を3人も突破しながら、上位2人しか行けないという現実の厳しさ。
ゴール直前までほとんど気にかけてもらえなかった選手が2位という、画面と実況の温度差。
派遣標準記録を突破した、という点では3位になった選手は気の毒だけど、これは仕方がない。
さらに早く泳いだ選手が選ばれるのは当然。

一昨日だったか、男子100メートル平泳ぎで、誰も派遣標準記録を突破できなかったということがあった。
1位の選手は100分の3秒足りなかった。
特に、北島選手に関して「準決勝で記録を突破しているのだから行かせろ」という意見が殺到しているという。
なんだかおかしい。
ルールに則って決めているのに、それを曲げろ、特例を認めろ、と言いだしたらキリがない。
テレビで観戦していたからこそ、記録が伴わなかった以上、選ばれないのは当然だと思っている。

ところで…。
「騎士（ナイト）」さん、「月（ルナ）」さん、もうこういう世代がオリンピックに行くような時代になったんですね…。
なんだか軽く衝撃を受けています。


※江原騎士選手…男子800メートルリレーで出場
　今井月選手…女子200メートル個人メドレーで出場