祖母は、
「超が付くほどの、キレイ好き」で、
四六時中、お掃除をしている人だった。
家政婦さんも、お二人いらしたけど、
祖母が掃除をするので、
家政婦さんのお仕事というと、
母、兄弟達の世話&お料理をなさっていたらしい。
母から、子供時代のことを聞くと、
祖母との話よりも、
家政婦さんとの思い出話の方が、多いような気がする。
とても可愛いがって下さったようだ。
私自身も祖母と二人で、まともな会話をしたのは、
中学に入ってからだったと記憶する。
理由は、ずっと掃除をしていて、
話す間が無いのだ。
食事よりも掃除を優先し、
お食事タイムは、サッ!と済ませて、
また何処かの部屋を掃除する為に、駆けて行く。
祖父が、たまには横に座って、
ゆっくり話そう!と言うのだが、
僅か5分で、またまた掃除へ。
とにかく、
朝の4時頃~深夜の12時過ぎまで、
ず~~っと掃除の時間なのだ。
毎日が、年末のような、、、
天井も洗って、畳も上げて、、、
柱なんて、光るまで磨いて、、、
トイレ掃除も、2時間も磨きあげる。
母が、頑張ってトイレ掃除をし、
かなりピカピカにしたのだが、
「まだまだ磨き足りない!」と、
再度、祖母が、一からやり直したらしい。