お墓参りを終えて、車を走らせると、
伯母(母の兄嫁)が、杖を付いて、
ゆっくりゆっくり歩きながら、
自宅(伯父宅)へ帰ろうとしている後ろ姿を見た。
(自宅までは、徒歩3分)
伯母は、足腰が随分と弱った様子。
もう80才だから、
何処かしら弱ってても普通のことだろう。
この伯母は、
私にとって母親同然の存在かな?
いつもなら、、、
こんな時は、車を一旦停めて、少し会話をするのだが、
後ろから車が来ていたので、
そのまま走らせるしかなかったのが残念だ。
伯母は、子育て(従兄姉)が終わった後、
息つく間もなく、私が生まれたので、
再び、生後1週間の赤子の育児生活が始まった。
物心が付いた時には、
朝起きると必ず、伯母の脚(ふくらはぎ)に、
ダッコちゃんのように抱きついていた記憶がある。
なので、伯母は足を引きずって歩いていた。
かなり辛い思いをさせて、本当に申し訳なかった。
というのも、伯母は、持病があって、
乳ガンとバセドウ病という病気を患っている。
そんなことは露知らず、
幼児期の私は、甘えられるだけ甘えていた。
今、振り返ってみると、
母に求めるべきことを、伯母に求めていたのかな?
親に会いたかったけど、伯母しか居なかったからね。
小さい頃、他のお友達も両親ではなく、
伯父や伯母、祖父母と生活している!と本気で思ってた。
なんか、、普通と違うなぁ!と気付いたのは、
小学校に入ってからのことだ。
学校が休みの日も、両親と過ごしている!と聞いて、
とてもビックリしたことを覚えている。
私だって、両親と過ごしたかったけど、
そんなこと言える訳がなく、、。
小学生になると、悩みの相談みたいに、
伯母と会話をしてた。
うーん、
月曜~金曜日までの出来事を報告して、
日頃のストレス解消していた。
親族にも大切に育ててもらって、
すごく可愛がってもらったけど、
それでも、、、
心は満たされず、寂しかったことが多かったかな?
まぁ、
大好きな伯母の存在で、随分と救われたけどね。
次に会った時は、ゆっくり話がしたいなぁ。
夜が明けちゃう位、
聞いて欲しいことが沢山あるから!
それと、
伯母が、乳ガンで遺伝もある!と聞くから、
私自身も心配で、よく自己チェックしている。
毎日、身体を洗う時にね、、、。