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L-7P のブレーシング

2015年09月27日 | Gibson L-7P
さて、アーチトップ・ギターのブレーシングは、2本の力木による
Xブレーシング (X-bracing)
パラレル・ブレーシング(pararell bracing)
の2パターンが主流です。
(フラットトップの場合、力木の本数が増え、様々な模様を描くよーです。)
パラレルには、上下方向に真っ直ぐ(平行)なタイプと、「ハ」の字のタイプがありやすが、
Xとパラレルでは、Xのほうが人気が高いです。
ギブソンにしても、マーチンにしても人気の高いヴィンテージ期機種や、高級機種は大体Xブレーシングですな。
パラレルに移行した理由は、ピックアップをトップに直接マウントする対策とか、らしいっス。


なんでブレーシングの話になったかっちゅーと...

このシルバーウィーク、L-7Pを弾き込みやしたYOw
っパ、同じギターを弾き続けなあきませんな!
手がそのギターを覚えてるっちゅーのもあると思いやすが、ギターの音質がどんどん向上しまっす。

ただ、

JS-112 弦が馴染んで以来、ワテのイメージするL-7の音から、ジョジョに離れていく...
モチ、生音は、175とかより、はるかに
歯切れよく
音はデカく
抜けはよい


んスが、

ストロングではあるのですが、ふくよか で 甘い
ま、ワテの親指にかかれば、どのギターも「じぇじぇじぇな あまちゃん」サウンドが出ちゃうんスが、
どーにも、「カリッ」としたフォークやカントリー向きのではなく、思いっきり上質なジャジーな音や。
...なんか違う。



決定打となったのが、WoodmanさんのL-12商品説明。

「・・・1939 年には、L-7 同様のパラレルブレイシングにモデルチェンジしますので・・・」

ネット上のギブソン・アーチトップ情報でも、「Xブレーシングは、1939 年に廃止。」とある。

すると、L-7Pについては、1948~1972 年は、パラレル・ブレーシングで、再販の Custom L-7C だけ、Xブレーシングを採用してるよう。

http://www.gibson.com/Products/Acoustic-Instruments/Archtop/Gibson-Acoustic/L7-C-Acoustic-Archtop/Features.aspx

Xブレーシングによるサウンドの特徴は、「芯、輪郭が明瞭」らしいんで、
なるほど、You Tube で植えつけられたL-7のイメージは、ファンシー・インレイ期のL-7 と、Custom L-7C のものだったよう。

うちのがパラレルなら、この出音も納得。


こーなりゃ、実際、確かめてみっか!

といっても、トップをご開帳するわけにはイカんので、 ホールから中指を突っ込んでみる。

触診してみたところ

ん?

6弦側のほーは、緩やかな「ハ」の字を描くように貼りついてる。
が、センターラインでクロスするよーな角度ではない。

いっぽう、1弦側はというと

んん??

ストレートや...

カッタウェイからボトム方向に、まっすぐ貼られてる...

???

これって、いわゆる「ハーフ・パラレル・ブレーシング」ってヤツっでっか????



結局、まだよー分からん。


【10/20追記】

ネット情報によると
「ハーフ・パラレル・ブレーシング」ってワケではなく、
より負荷の大きい6弦側のトップ落ちを防ぐため、左右対称ではなく、6弦側に寄っているのだそーな。
なるへそ。




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