Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

出川哲朗やないかい!?

2014年01月26日 | Jazz CD

早いうちに、前回のグラントのギター演奏に関する暴言を撤回しといたほうが、よさそうなんで、このアルバムを採りあげさせていただきやすw

アルバム・ジャケット(ブルーノート・ファンの間で、どーゆー評価なのか?訊いてみたい)からして、期待薄やったんですが、なかなかの内容。

 

Sunday Mornin' / Grant Green

★★★★

 

#1 Freedom March

#2 Sunday Mornin’

#3 Exodus

#4 God Bless the Child

#5 Come Sunrise

#6 So What

#7 Tracin' Tracy (Bonus Track)

 

Grant Green (g)

Kenny Drew (p)

Ben Tucker (b)

Ben Dixon (d)

Jun 4, 1961  at the Van Gelder Studio, NJ

 

このアルバムでも、前作  『Green Street』 同様、たっぷりとグラントのギターを味わえやす。

ただその演奏スタイルが、他の作品では聴けないくらいメロディアスなんスよね。

これも、アルフレッドのプロデュースに因るもんだと思いますが、ほんま、アルバムごとの がハッキリでてるな。

 

#1、#5、#6、#7 は、

ソウルフルで、ファンキーなカッチョええナンバー。

グラント特有の”タイム”にこそ、このひとのスピリチュアルな黒さが表れてると思うんスが。

 

#2 は、最近、仕事のない朝は この曲を BGM に目覚める爽快なナンバー。

ブラックな南部の香りがプンプンしちょるぅw

 

哀愁漂う #3 は、映画『栄光への脱出』のテーマ曲。

チト演出過剰のケもあるが、続くビリー・ホリデイで有名な #4 も負けずにドラマティックなんで、どちらも浮いた存在にならずにすんでるな。 

両曲とも、靄ったケニーのピアノのイントロが、一気に曲の世界へと誘ってくれやす。

 

グラントのギターも最高級やが、その他のメンツも主役級の名演を聴かせてくれやす。

ケニーのカラフルで丸っこい音のピアノも、

ベン・T のヘビー級ボクサーのボディ・ブロー連打ベースも、

とにかく活き活きと弾み捲くってるんスよね。

そして、ベン・D のオカズの多いドカシャカ・ドラムも最高

このメリハリの利いた立体感ある音像作りこそ、ルディの真骨頂

こんだけ音がエエのに、加工臭クサさがまったくなく、一音一音が生きてる。

ベン・T のベースの音なんぞ、今まで聴いたなかで、最高の音ちゃうやろか。


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