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『Tons of Sobs』 / Free
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Paul Kossoffの登場です。
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コゾフのレスポール・サウンド代表作としましては『Tons of Sobs』を挙げます。 まずは、大好きなAlbert Kingのナンバーでお馴染み『The Hunter』のカヴァーをはじめ大部分をブルースを土台とした曲で占められているので、阿呆烏にはとても聴きやすいアルバムです。 2nd、3rd...とバンドの成長とともに音楽性が多様化し、『All Right Now』、『Fire and Water』や『Wishing Well』などといったロックの名曲が誕生しますが、その分、苦手なあのバタ臭い曲も混ざるようになり...如何せん、コテコテのブルースが大好物なもんで。
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Les Paul & Marshall 1959 + Marshall Bass Amp Speaker
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『Tons of Sobs』を選ぶ理由は、Freeのアルバムのなかでは、一番、前面にグイグイくる、その音にもあります。 一応、スタジオ録音は ↑ の1959+マーシャル・ベース・アンプ用スピーカーとしましたが...「レスポールをマーシャル・アンプ直」の代名詞のようにいわれるこの方も、唯一無二のこの音を生み出すために、あの手この手を仕掛けているようで、全容は未だ掴めず。 溢れるような艶、伸びやかな高音域あたりは、ダラスのレンジマスターかましてるような気がしてならないし。 3rd.アルバム『Fire and Water』までいくと、明らかに違うアンプも使ってるやろ、みたいな。
とにかく「一音一音、いかにいい音を鳴らすか」に賭けるその奏法に、サンバースト・レスポールは、まさにうってつけの武器といえるでしょう。 コゾフの音がベストと云われる御仁が多いのもうなずけますな。
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♪サウンド : 特筆すべきは、溢れるような艶と粘着質な伸び
♪トーン : ミディアム
♪音域 : 締まりのある低音から高音まで非常にバランスよくでている
♪太さ : 中太
♪歪み : ジューシーで整ったやや小さめの粒
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