Jimmy Raney featuring Bob Brookmeyer / Jimmy Raney
★★★★
#9 Isn't It Romantic#10 How Long Has This Been Going on
#11 No Male for Me
#12 The Flag is Up
#13 Get off That Roof
#14 Jim's Tune
#15 No One but Me
#16 Too Late Now
Bob Brookmeyer (vt)
Dick Katz (p) #9,#10,#13,#14
Hank Jones (p) #11,#12,#15,#16
Jimmy Raney (g)
Teddy Kotick (b)
Osie Johnson (d)
#9,#10,#13,#14 Jul.23,1956 NYC ABC-Paramount
#11,#12,#15,#16 Aug.1,1956 NYC ABC-Paramount
収録のメンバー & 時期的に 『In Three Attitudes』 の流れの作品なんで、Attitude 4 & 5 のセッションと呼べそう。
アップ・テンポ・ナンバーが増えてるんで、よりポジティブな印象を受けるのと、
作品の色を決定づけるボビーのトロンボーンが、全曲でフューチャされてるので、アルバム全体がより均一になった印象。
また、ディックとハンクの硬質なピアノの音で、より都会的に感じるのと、
ベースが目立たなくなった代わりに、デカくなったオシーのシンバルの音が、脳ミソを煽りたてるw
アップ・テンポ・ナンバーのジミーのギターは流麗やねぇ~
もち、「ジミーの右にでるギタリストはいねぇ~w」っていうタイプのスロー・ナンバーも、#10、#16と、2曲をご用意。
滴るようなトーン、マネしたくても絶対マネできねぇタイム(間)のピッキング...っぱ、右にでるギタリストはいねぇ~w
#16 は、たぶん一番好きなジミーのナンバー。
ボビーの極上トロンボーンとの相性も最高だわw
てことで、ここいらでジャズ・ギターの音について...
っぱ '50 年代の音が一番ええと思うなぁw聴いたなかでいうと、
'54 ~'57 の Jimmy Rane yのGibson ES-150と、
'56 ~'57 の Kenny Burrell の Gibson ES-175(L-7だかも混ざってるかも)
Pickupは、当然 Charlie Christian PU(以下CC) と、P-90 のシングル・コイルに限る
ふたつの聴き分けは相変わらず難しいが、トーンを上げたとき、より高音の抜けがよく、
トーンを絞ったとき、より輪郭がクッキリして、張りがあるのが CC かな~。
P-90 はより「クシャ」としてるような。
で、これも重要な、アンプ...
世の常識 = 黒パネとか銀パネに突っ込んどきゃ、ジャズの音が出る...
というのも、まあ~分かるが。
この年代の音が好きってことは、当然、Pre 黒パネ期w
Valco や Gibson、Fenderならツイード、ってことになりますわなぁw
ジミーは、Gibson のアンプ使ってたんかなぁ。
音楽学校の生徒時代、先生の紹介でチャーリーに会ったとき、「眩暈がした...」
ていうからな。
そっちのケがあるとか...
チャーリーが凄ぇワキ〇だった...
とかじゃない限り、眩暈の原因は、チャーリーの演奏スタイルと音やろなぁw
なら、順当にES-150 と Gibson のアンプ使うやろなぁ
この人、当時すでに相当使い込まれたES-150を弾いてるんスよねぇ~
バリバリ生きてるES-150って、今の市場にどのくらい出て来るんやろ?
¥貯めとこかw