Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

1.8 mm

2016年05月18日 | D'Angelico New Yorker
まずは弦高。



寺田のダキストもそーだったと思うんスが、
ネックの仕込み角度ミスったんやないの? ってくらいブリッジ(サドル)の位置が高いんスよね。
こんだけシャフト(?)が見えると、いかにも腰高で、座りが安定してないよーで、けっして景色がよろしいもんではござーせん。
トップ落ちしてなくてこの高さっスからね。
なのに、弦高は、6弦12Fで、2 mm 弱...レスポール並みっすわ。

経験上、好みよりチョイ高いくらいの弦高が、箱モノはよく鳴るんで、
さらにブリッジを上げてみやしたが...
ヘッド側とブリッジ側の弦高の差が開き、弾き心地はよろしくないし、ハイポジション側の音がバラつくんでNG
じゃあ、も少し腰を低くしてみよか、とブリッジを下げたら、当然ながらフレットにベタすぎて、押弦のたびに他のフレットに「チャリチャリ」当たるんで、これまたNG

よっしゃ! 弾き心地、音がベストなセッティングを見つけてやろ!と
弦をユルメる、ブリッジの位置(オクターブ・ピッチ)、高さを微調整、チューニング、弾く。
弦をユルメる、トラスロッドを微調整、チューニング、弾く。
GWだからデキる根気の要るこの作業を繰り返し、やっとこさ見つけたスウィート・スポットは
6弦12Fで、2 mm の弦高。
到着時より心持ち高いかな?って程度。
でも間違いなく、これがこのギターのスウィート・スポット。
てことはアレだな。
このトップと弦、指板と弦の距離感は、計算ズクのデザインってことだな。


続いては、スケールとナット幅

ふつうに25 1/2 インチのロングスケールっすが、L-7に比べ、ヒジョーに弾きやすい!
L-7やと、気合が必要...もしくは、キレイに鳴らない(ちゃんと押さえられてない)ストレッチ・コード・フォームが、容易くリーチャブルなんスよね。
こりは、ジャズ弾きには、大きなアドバンテージ。
ナットから12Fまでを測ってみても、ともに32cm チョイなんで、この違いの要因はネック形状ですな。
L-7はより厚く(丸く)、ニューヨーカーはより薄い。
グリップ感がええのは、断然L-7なんですが、演奏性は逆転するみたいです。



そしてナット幅
ダキスト: 42 mm
ディアンジェリコ: 43.8 mm
この 1.8 mm の差はデカい!
ハイバリーとエミレーツくらいのスケールの差。
開放的なもんで、ツラツラツラツラ指がよく動くことw




 


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