このままでは、ヤバそーなんで、'80年代に巨匠が共演されてる ”ワテでもわかる” 歴史的名盤を。
Power of Three / Michel Petrucciani featuring Jim Hall and Wayne Shorter
★★★★★
#1 Limbo
#2 Careful
#3 Morning Blues
#4 Walts New
#5 Beautiful Love
#6 In a Sentimental Mood
#7 Bimini
Michel Petrucciani (p)
Wayne Shorter (ss, ts)
Jim Hall (g)
Recorded Live at The Montreuz Jazz Festival
on Jul,14. 1986
ワテのなかで、ペトは、Bill Evans に比肩しうる唯一のジャズ・ピアノマンなんス。
#1 翔...
ゆったりした曲調。
モーダルなショーター節で軽くご挨拶。
#2 緊張...
暗く鈍い輝きを放つピアノ。
ストロングなタッチで、硬い音なんスが、耳触りがとても心地よい。
ペトのピアノには、ほんの一握りの人間だけが有する 天賦の響きがあるな。
自然と前ノメリになって聴き入ってる。
片やジム。
「シャリシャリ」したコード伴奏と、丸くメローなシングルトーン ~ エッジのあるスパニッシュな響きのソロが見事。
#3 緩和...
ゆったりとした節回しのウェインのソプラノに 聴き惚れてしまいますな。
ペトのしっとりとしたバッキングと、輝き流れるソロも秀逸。
#2 とは全く異なるタッチ。
そして、滴るようなトーンのジムの見事なソロ。
#4 舞...
ワルツのリズムにのって、軽やかに舞います。
#5 弾み...
この曲のギターのトーンは、また格別ですなw
タイトル以上に、美しいメロディーラインのテーマ。
弾み捲くるペトのピアノと、技巧を駆使したジムのインタープレイが見事
いっちゃん好きなジム演奏曲。
#6 耽る...
しっとりとした二人の名演に浸って、時の経つのも忘れてまうわw
ブラボーwwww
これを言っちゃあアカンのかもしれませんが、ペトとジムのデュオ曲は 『Undercurrent』 を思い浮かべる。
#7 楽...
ウェインも加わり、なんとも楽しいカリプソ曲でエンディング。
もいちどいわせてもらいやす。
ブラボーwwwwww
伝説の名演に観客の大歓声が応えている。
ジムのギターついて
James L. D'Aquisto が、ジムのために作った Jazz Line の原型となったあのギターを使ってますな。
ジムのトレード・マークのような 丸く、メローで、重みのあるシングル・ノートを 全編で味わえますわ。
輪郭がボヤけるくらいまで、トーンを絞ったファットな音がメインですが、
要所、要所でトーンを上げ、エッジを憑けたはりますな。
あと、Vol.を絞ったアコースティック&ウォームなコード伴奏を多用したはります。