Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

彗星

2014年03月31日 | Jazz CD

このままでは、ヤバそーなんで、'80年代に巨匠が共演されてる ”ワテでもわかる” 歴史的名盤を。

 

Power of Three / Michel Petrucciani featuring Jim Hall and Wayne Shorter

★★★★★

 

#1 Limbo

#2 Careful

#3 Morning Blues

#4 Walts New

#5 Beautiful Love

#6 In a Sentimental Mood

#7 Bimini

 

Michel Petrucciani (p)

Wayne Shorter (ss, ts)

Jim Hall (g)

Recorded Live at The Montreuz Jazz Festival

on Jul,14. 1986

 

ワテのなかで、ペトは、Bill Evans に比肩しうる唯一のジャズ・ピアノマンなんス。

 

#1 翔...

ゆったりした曲調。

モーダルなショーター節で軽くご挨拶。

 

#2 緊張...

暗く鈍い輝きを放つピアノ。

ストロングなタッチで、硬い音なんスが、耳触りがとても心地よい。

ペトのピアノには、ほんの一握りの人間だけが有する 天賦の響きがあるな。

自然と前ノメリになって聴き入ってる。

片やジム。

「シャリシャリ」したコード伴奏と、丸くメローなシングルトーン ~ エッジのあるスパニッシュな響きのソロが見事。

 

#3 緩和...

ゆったりとした節回しのウェインのソプラノに 聴き惚れてしまいますな。

ペトのしっとりとしたバッキングと、輝き流れるソロも秀逸。

#2 とは全く異なるタッチ。

そして、滴るようなトーンのジムの見事なソロ。

 

#4 舞...

ワルツのリズムにのって、軽やかに舞います。

 

#5 弾み...

この曲のギターのトーンは、また格別ですなw

タイトル以上に、美しいメロディーラインのテーマ。

弾み捲くるペトのピアノと、技巧を駆使したジムのインタープレイが見事

いっちゃん好きなジム演奏曲。

 

#6 耽る...

しっとりとした二人の名演に浸って、時の経つのも忘れてまうわw

ブラボーwwww

これを言っちゃあアカンのかもしれませんが、ペトとジムのデュオ曲は 『Undercurrent』 を思い浮かべる。

 

#7 楽...

ウェインも加わり、なんとも楽しいカリプソ曲でエンディング。

もいちどいわせてもらいやす。

 

ブラボーwwwwww

 

伝説の名演に観客の大歓声が応えている。

 

 

ジムのギターついて

James L. D'Aquisto が、ジムのために作った Jazz Line の原型となったあのギターを使ってますな。

ジムのトレード・マークのような 丸く、メローで、重みのあるシングル・ノートを 全編で味わえますわ。

輪郭がボヤけるくらいまで、トーンを絞ったファットな音がメインですが、

要所、要所でトーンを上げ、エッジを憑けたはりますな。

あと、Vol.を絞ったアコースティック&ウォームなコード伴奏を多用したはります。


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