神奈川、小田原の杉本博司の美術館。
江の浦測候所のパンフより・・・
江之浦に広がる広大な蜜柑畑。私はこの地に小田原文化財団を設立した。この地から世界に向けて、日本文化の精髄を発信しようと企てている。首都は東京に奪われたが、世界への日本文化発信の首都として、小田原は将来位置付けられることになる。何故ならば、縄文時代以来連綿として受け継がれてきた日本文化の特質、それは人と自然が調和の内に生きる技術だ。自然の内に八百万の神々を祀りながら、日本人は独特の文化を育んで来た。今、自然破壊の限りを尽くさねば生き残れない、後期資本主義の過酷な世界の中で、いちばん求められているのが、その日本文化の技術なのだ。
杉本博司。
数年前まではミカン畑だったところです。
この美術館、客層は若い人が多いです。
明月門。鎌倉の明月院にあった門を移築したもの。室町時代の禅宗様式。横浜の三溪園のように古建築がいくつかあります。
夏至光遙拝100メートルギャラリー。
夏至の日、朝 海から日が昇る時、光が数分に渡って太陽光がギャラリー内を駆け抜ける仕掛けになっているようです。
右側の敷石は、真鶴の小松石です。
この美術館は人気があります。予約しないと、なかなか入れません。