竹橋で開催されているリヒター展。今若者に人気のある画家です。
東ドイツ生まれですが、ベルリンの壁が出来る寸前西ドイツに移住しデュッセルドルフ芸術大学に入学。独自の作風を展開していきました。1971年からデュッセルドルフ芸術大学教授を15年以上にわたり勤めました。
リヒターは油彩画、写真、デジタルプリント、ガラス、鏡などの素材を用い、具象表現や抽象表現を行き来しながら、人がものを見て認識する原理自体を表すことに、一貫して取り組み続けてきました。ものを見るとは単に視覚の問題ではなく、芸術の歴史、ホロコーストなどを経験した 20世紀ドイツの歴史、画家自身やその家族の記憶、そして私たちの固定概念や見ることへの欲望などが複雑に絡み合った営みであることを、感じられます。
モザイクのように多くの色を並べた「カラー・チャート」
この作品は好きですね。
キャンバス全体を灰色の絵具で塗りこめた「グレイ・ペインティング」。これはあまりいいとは思いません(私見)。
まだたくさんあるのでもう2回載せます。