鈴木其一(すずききいつ)
この名前をご存じの方はかなりの日本美術通・・・!
宗達、光琳、抱一、応挙、若冲などは江戸の有名画家として知られています。
其一(きいつ)は、江戸時代 酒井抱一のお弟子さんです。
その展覧会が、南青山の根津美術館で行われていました。12月19日迄
琳派を越える異才の画家(ちょっと言い過ぎかも)です。江戸時代は日本画家も伝統にとらわれない作家が多く生まれました。勿論、狩野派のように室町からの伝統を引き継ぐ作品も数多くつくられていました。このころの日本画は、先人の作品を模写することで絵画技法を学んでいたのです。
最近、各地の美術館は江戸時代の画家の紹介多いですね。
鈴木其一は多様な画家です。特に、僕が好きなのは朝顔図屏風や、今回根津美術館の夏秋渓流図ですね.群鶴図もよかったです。
夏秋渓流図。右隻。
根津美術館は南青山の閑静な場所にあります。
帰るころ、静かに月が上がり始めていました。
これは、大学のころお世話になった恩師のひとりです。河野元昭先生と言います。先生は琳派から江戸美術迄多数の著作を出している美術史学者です。NHKのEテレの日曜美術館で江戸美術が放映されると時々出ます。本屋さんで見かけたら、立ち読みでもいいですからちょっと覗いてくれたらうれしいです。