大阪で医療用かつら(ウイッグ)を出張カットして作る「再現美容師」Chikoのブログ

再現美容師として医療用ウイッグ「ヘアエピテーゼ」をご自宅に伺ってカットし、 元のヘアスタイルを再現します。

心地よい日々のために。パート1

2012-05-13 21:52:15 | 抗がん剤治療中のケア

手術をうけ、化学療法がはじまる…。病気になって、すべてが変わったように感じ不安な日々を

過ごされている患者さんは少なくないと思います。

治療を続け病気を克服するまで自分らしさを大切にしながら少しでも気持ちよく治療期間を過ごせるように・・・・

1・スキンケアとメイクアップ

化学療養中は、発疹や皮膚がむけるなどのトラブルやまた爪が割れやすくなったり黒くなったりするなどの症状があらわれている方をお見受けします。

できるだけ刺激をさけてやさしくスキンケアすることをお勧めします。

普段使ってる化粧品などでトラブルがなければそのまま使っても大丈夫だと思いますが、トラブルの可能性が感じてきたらその商品は一時ストップして

 敏感用のものを使うようにしてくださいね。

メイクアップは皮膚が敏感になっている時はさけましょうね。それ以外なら普段通りでも大丈夫だと思いますよ。でもアイラインを描いたり

する時はこすらず、やさしく~やさしく~です。

 治療中は肌がくすみやすいのでファンデの色などピンク系がお勧めです。

これからの季節は日差しが強くなってきますから外出の際は日傘、帽子は必需品です。

 

医療用かつらのご相談はこちらへ

http://beauty-workx.jimdo.com/ 


リラクゼーションアロマテラピー

2012-03-14 15:03:39 | 抗がん剤治療中のケア

アロマセラピーは、精油(エッセンシャルオイル)を用いて、香りを楽しみリラクゼーションを得て自然治癒力を高めたりまた病気の治療や症状の緩和などに利用される心や体の不快な状態をよい方向に導く自然療法です。
主な方法は、香りをかぐ芳香浴やアロマバス、アロママッサージなどがあります。

アロマセラピーのがんの治療に用いられる目的には患者の精神的症状の改善効果やがんに伴う痛みなどの身体的症状の改善効果、抗がん剤療法などの副作用軽減効果などです。アロマは鼻から脳へ届き香りとその成分で心と体に効果を発揮します。

マッサージやお風呂などに使用した場合は、皮膚から血液・リンパ液へ吸収されていきます。

アロマセラピーを行う時の注意点です。
①精油について
精油の中には女性ホルモンのエストロゲン様作用があるものがあります。
女性特有のがん患者さんは、そのような精油の利用を避けたほうがよいでしょう。
精油によっては、まれに皮膚の障害が起きることがありますのでアロマセラピーを行う場合
専門知識・技術のある人に相談しながら行うことと治療後の方が安心かもしれません。



ヨーグルトで作るヘアートリートメント。

2012-03-07 15:24:15 | 抗がん剤治療中のケア

体にやさしくて効果も高いヘアトリートメントがお家で作れます。

お店にたくさんのヘアケア商品が並ぶ中、何を選んだらいいのか。。。?治療中や治療後ならなおさらですよね。


今日はヨーグルト編です。
身近な食材を上手に利用して、ハンドメイドアイテムを作ってみてはいかがでしょう?

潤いと艶を失いがちな髪にはヨーグルトヘアトリートメントが最適です。、乳脂肪が潤いを髪に与えます。
アーユルヴェーダーのインドでも伝統的に使われているそうですよ。

レシピ:
1・シャンプー前の湿らせた髪に、プレーンヨーグルトを半カップほど髪に塗布して20~30分程放置します。
この時髪をラップして蒸しタオルを被ると効果UP!です。

2・その後はぬるま湯洗い流したら普段通りシャンプーをします。

3・週に1度くらいがおすすめです。


抗がん剤治療の脱毛

2012-02-28 11:11:32 | 抗がん剤治療中のケア
 
 

抗がん剤は、がん細胞に攻撃し、活動や分裂を抑える薬であることは以前お話ししました。

抗がん剤と脱毛

 
 
抗がん剤はがん細胞 だけではなく、正常な細胞対しても影響を及ぼしてしまいます。
とくに分裂の早い髪の毛や粘膜などの細胞に影響力 が高く出て「脱毛」という副作用となって現れてしまうことが多いです。脱毛は、使用量や体質、期間にもよります。つまり個人差があります。一気に抜けてしまうことも徐々に薄くなっていくという事もあるようです。
私の場合、投薬から約10日頃から軽く抜け始めましたがそれほど気になる量ではなかったです。
が3週間も近くなるとバサッバサッといった感じでみるみるうちに抜けてしまいました。
 
脱毛時期
一般的な副作用、脱毛のサイクルです。
 
投与1週間~2週間
抗がん剤の投与が始まると粘膜の細胞に影響が見られることが多いようです。食欲不振や口内炎、下痢などが起こりやすくなります。私は口内炎から始まりました。そして疲れやすくもなってきますがまだ脱毛はそれほど目立ちませんでした。
 
投与3週間~。。。。
徐々に副作用とともに、脱毛が進行していきます。シャンプー時にバサッと抜けてしまったり 少しずつ抜けるなど様々なようです。私の場合、病院の1日置きの入浴の際、シャンプーの度にバサッ!っといった感じでショックと抜け落ちた髪を拾い集めくずかごに入れる時涙が止まらなかったのを覚えています。また頭皮に軽い痛みを感じることもありました。そして眉毛、まつ毛などの体毛まで徐々に抜けていきました。脱毛が起こっている皮膚はとてもデリケートになっていますから清潔にして外部刺激から皮膚の保護などのケアが大切です。
 
再生時期
抗がん剤投与終了後、3か月~半年で新しい髪が再生してきます。初めはネコの産毛のようだったりクルクルしたクセ毛みたいなが生えてくるようです。
抗がん剤によって一度は攻撃された細胞が再生して髪が生えてくるわけですから元の髪質とは違う髪が最初は生えてくるようですね。私自身もまったくそうでした。
 
医療用かつらとのお別れ時期
その後8~10ヶ月程すると美容室でカットできるほどの量になりますし医療用かつらとはそろそろお別れ時期になってきます。かつらや帽子などがなくても日常生活を送れるようになるわけです。
抗がん剤による脱毛は一時的なものですから悲観しなくても大丈夫ですよ!
 
 
 
 
 

抗がん剤治療~治療中のケア

2012-02-08 10:45:43 | 抗がん剤治療中のケア

抗がん剤治療の副作用として脱毛は患者にとってとても憂鬱なことのひとつです。

私も17年程前に抗がん剤治療で脱毛を経験しました。

治療前に脱毛とケアについて把握しておくことが脱毛と上手くお付き合いする方法だと思います。

抗がん剤はがん細胞を攻撃しますが正常細胞までも一緒に攻撃してしまいます。毛根にある毛母細胞をも攻撃して脱毛につながります。

抗がん剤の種類、量、投与期間によって脱毛~発毛までの程度や期間は人によって違ってきます。

治療前の準備

体調が安定している治療前に髪を少し短めにカットすることをお勧めします。カットすることによって薄くなっていく髪を目立たなくさせることができます。

またシャンプー時に抜ける髪の量も少なくてすみますから精神的なダメージも軽減されると思います。私が治療をしたときは髪を長くしたままだったのでシャンプーの度に抜けた髪の量が短い髪に比べて2,3倍も見た目がちがいますので精神的ダメージが大きかったと思います。当時、脱毛が始まっても抜け落ちる髪へのこだわりがあったんだと思います。

治療前のカットご相談は全国に再現美容師という脱毛した髪を再現するスペシャリストの美容師がサポートします。

詳しくはこちらへ

http://www.hair-epithese.com/about.html

治療~自髪デビューまで

治療が決定したら脱毛が始まる前(できれば入院前に)かつらの用意をしましょう。脱毛すると頭サイズも幾分か小さくなります。再現美容師さんならその辺りはきっちり把握されていますのしっかりご相談ください。

抗がん剤開始→脱毛まで。個人差はありますが約2週間~3週間です。人によっては頭皮に痛みやかゆみを覚える場合などもあるようです。また眉毛やまつげなども抜ける場合があります。(私も経験しました。)

抗がん剤投与期間終了→自髪デビュー!!

治療前とは違った髪質の髪が生えてきます。初めはネコの産毛のような細い髪ですがそのうち癖毛のような髪も生えてきます。髪質は1年半~2年程で元の髪質に戻りますし自髪デビューまでは半年~1年くらいです。この間は医療用かつらと帽子の愛用で自髪デビューまであと少しです!