□本日落語四席。
◆桂春若「禍は下」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
NHK大阪ホール、令和6(2024)年12月5日収録(第450回「NHK上方落語の会」)。
◆桂二葉「上燗屋」.(NHK総合『よせによせ』)。
東京浅草木馬亭、令和7(2025)年1月26日OA。
いつもは『演芸図鑑』がOAされる時間だが、年が明けてまだ新しいホストの回が始まるまでのつなぎの特別番組ということだろうか、柳亭小痴楽・桂二葉・春風亭一花が進行役となって、木馬亭から、色物と落語を披露していた。ちなみに、落語は桂二葉の「上燗屋」のみ。
なかで、目を引いたのは、NHKのアーカイブスから、1975年の『文化展望-寄席-』という番組の映像を一部わずかだが流してくれたところ。
なんと、ここでは、古今亭志ん朝が大阪の角座に出演した際の高座と、楽屋で六代目笑福亭松鶴と雑談している風景が映し出されていた。松鶴は上方落語協会会長として紹介されていた。
志ん朝の角座での高座は音としてなら聴いたことがある。しかし、映像で見るのは初めてだ。演じていたのは「強情灸」。芸を楽しむというより、お笑いを求める大阪の客層を意識してか、心なしかオーヴァーアクションきみの演出をする志ん朝のように見えた。
また、松鶴との対談のなかで、松鶴は志ん朝に向って、また年に五六回でも大阪に来てほしい旨を語り、そのなかで「またぜひ襲名披露も」と言っていた。それに対して志ん朝は「ええ、それはいつのことになるやらわかりませんが」と応じていたのが印象的だ。
襲名とは、志ん生襲名のことを語っていたものだろう。結局実現することはなかったのだが、それは東西問わず待望されていたということなのだろう。
できるものなら、この『文化展望-寄席-』という番組をフルヴァーアクションでOAしてほしいものである。
◆桂ちきん「看板の一」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年10月4日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2024」予選第二日)。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2945回)。
後楽園ホール、令和7(2025)年1月26日OA。
◆桂春若「禍は下」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
NHK大阪ホール、令和6(2024)年12月5日収録(第450回「NHK上方落語の会」)。
◆桂二葉「上燗屋」.(NHK総合『よせによせ』)。
東京浅草木馬亭、令和7(2025)年1月26日OA。
いつもは『演芸図鑑』がOAされる時間だが、年が明けてまだ新しいホストの回が始まるまでのつなぎの特別番組ということだろうか、柳亭小痴楽・桂二葉・春風亭一花が進行役となって、木馬亭から、色物と落語を披露していた。ちなみに、落語は桂二葉の「上燗屋」のみ。
なかで、目を引いたのは、NHKのアーカイブスから、1975年の『文化展望-寄席-』という番組の映像を一部わずかだが流してくれたところ。
なんと、ここでは、古今亭志ん朝が大阪の角座に出演した際の高座と、楽屋で六代目笑福亭松鶴と雑談している風景が映し出されていた。松鶴は上方落語協会会長として紹介されていた。
志ん朝の角座での高座は音としてなら聴いたことがある。しかし、映像で見るのは初めてだ。演じていたのは「強情灸」。芸を楽しむというより、お笑いを求める大阪の客層を意識してか、心なしかオーヴァーアクションきみの演出をする志ん朝のように見えた。
また、松鶴との対談のなかで、松鶴は志ん朝に向って、また年に五六回でも大阪に来てほしい旨を語り、そのなかで「またぜひ襲名披露も」と言っていた。それに対して志ん朝は「ええ、それはいつのことになるやらわかりませんが」と応じていたのが印象的だ。
襲名とは、志ん生襲名のことを語っていたものだろう。結局実現することはなかったのだが、それは東西問わず待望されていたということなのだろう。
できるものなら、この『文化展望-寄席-』という番組をフルヴァーアクションでOAしてほしいものである。
◆桂ちきん「看板の一」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年10月4日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2024」予選第二日)。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2945回)。
後楽園ホール、令和7(2025)年1月26日OA。