竹林亭白房

二代目南天「壺算」★落語

□本日落語二席。
◆二代目桂南天「壺算」(ABCラジオ『上方落語をきく会』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和7(2025)年2月16日※生放送(第123回「上方落語をきく会」夜の部)。
随所に独自のギャグやクスグリを入れたゆかいな「壺算」である。どうやら南天はこのネタを得意にしているとの紹介があった。

なかで、徳さんの買物上手に感服した道具屋の番頭が、「今度暖簾分けがきまって嫁さんもらうことになったんで、そのときにタチバナ通りに家具を買いに行くから、いっしょについてきてほしい」と言う件(くだり)があった。番頭が徳さんに買物の同伴を頼むというのは、他の誰かの型でもあったように思うが、「タチバナ通りに家具を買いに行く」という具体的な文言はもしかしたら、南天で聴くのが初めてかもしれない。オリジナルだろうか。

そして、四十六年ほど大阪に住んでいるが、タチバナ通りてなもんを聞くのも初めてだった。こんな家具専門の町が大阪のどこにあったものかと調べてみると、南堀江界隈とのこと。全長八百メートルにも及ぶ家具屋が並ぶ通りらしい。
幕末のころからあるらしく、古くは橘通り、その後は立花通り、今は洒落てオレンジストリートなどと呼んでいるらしい。ちょっとした観光スポットでもあるらしい。いっぺん行って……みることはないか。もう今さら家具に用はないし。それにしても、大阪にはまだまだ知らん町があるものだ。

◆四代目桂米紫「佐々木裁き」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
NHK大阪ホール、令和6(2024)年12月5日収録(第450回「NHK上方落語の会」)。
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