竹林亭白房

秀都「これ落語にしたらえねん!」★落語

□本日落語二席。
◆笑福亭笑利「神に誓って」(BSよしもと『若手創作落語の会』)。
天満天神繁昌亭、令和6(2024)年6月30日収録(「BSよしもと若手創作落語の会」)。

◆月亭秀都「これ落語にしたらえねん!」(BSよしもと『若手創作落語の会』)。
天満天神繁昌亭、令和6(2024)年6月30日収録(「BSよしもと若手創作落語の会」)。
居酒屋などでの素人との会話のなかで、素人からちょっとおもしろい話を聞かされて、「これ落語にしたらええねん」と言われて、実際創作落語にしてみましたよというネタ。

その具体的な噺一つ一つを落語のように聞かせつつ、そのやりとり全体が落語になっている構成で、今どきという感じだろうか。今どきというのは、落語の漫才化といったものの典型のような気がする。
ある架空の情況を設定して、その情況における二人がやりとりをするというのが、昨今の漫才の一つのパターンになっているが、それを二人でやるのでなく一人で演じることで落語として成立させるのが、今回聴いた秀都の高座である。

とくに秀都だけに限ったことでなく、昨今の若手落語家の演るネタには、この手のパターンがわりと多い。落語と漫才のボーダーレスが進んでいるのかもしれない。
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