竹林亭白房

名もなき市井の文芸★日記

昨日(8/13)と今日(8/14)二日連続で、『朝日新聞』オピニオン面で「川柳がたり」と題する、「朝日川柳」選者による投句作品のあれこれを綴ったエッセイが連載された。投句数が一日千数百ほどであること、また、選者の山丘春朗が論説委員を務めた福島申二であること、同じくもう一人の選者柴門蔵人もやはり論説委員だった駒野剛であることなどがわかった興味深かった。ちなみに、今回のエッセイは山丘の福島申二によるものである。

二日にわたったエッセイでは、過去の入選句などがいくつか引用されて、それらにまつわる雑感などが記され、二回めの最後では「柳壇で隣りあうのも他生の縁」が紹介されて二日連続のエッセイは閉じられた。

そして、その「柳壇で」の句が2022年9月20日に入選した自分の句である。しかし、このエッセイでは自分以外の引用句も含めてどれも作者は無記名だった。入選時には記名だが。

『朝日新聞』では、「天声人語」などで、たまに話題に関係するような「朝日歌壇」「朝日俳壇」の入選作が引用されることがあり、そういった場合はかならず作者が記される。しかし、この「天声人語」でも「朝日川柳」の引用だときまって無記名になる。

畢竟、川柳とはそういうものなのだなと認識させられる。つまり、落書や落首と言われるものと同じなのである。所謂、名もなき市井の文芸といったところか。

□本日落語一席。
◆三遊亭歌武蔵「家見舞い」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
なかの芸能小劇場、和6(2024)年2月24日(第三回「3肥良乱ショー」)。
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