竹林亭白房

萬窓「庖丁」★落語

□本日落語四席。
◆三遊亭萬窓「庖丁」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
ねぎし三平堂、平成30(2018)1月23日(第十六回「咄と小唄の会」)。
寅が清元の師匠を口説きにかかると、強気の師匠は寅を頬をたて続けに三発張った。六代目三遊亭圓生で有名なこの落語だが、圓生の高座の記憶では、二度ほどぴしゃりと手を叩き、その後、頭をぽかぽかとやるというものでなかったかと。
ただ、あれももしかすると、手を叩くように見えて噺の展開としては頬を張ったということだったのか。あらためて映像を見てみたが、なんだか、そこらへんはどうとでも取れるようなしぐさのようにも見えた。今日の萬窓の演出では、けっこうはっきりわかるように頬を叩いた、もしくは殴ったというようなしぐさだったのが印象的。その分、頭ぽかぽかはなかった。

また、萬窓は、師匠が寅の顔を貶すときに言う、ブルドッグみたいな顔というのは入れていなかった。

それにしても、ねぎし三平堂って、落語会も演るところなんだと知った。たぶんこじんまりとしたスペースなんだろうが、舞台背景に林家三平の名が入った法被などが映りこんでいるのが気になった。たぶん展示物なんだろう。しかし、あれが目に入ると、先代林家三平の顔が思いうかんでくるので、ちょっと変な気分だ。落語会のときくらいは、あの背景は片づけたほうがよいのではないか。

◆桂米朝「三枚起請」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
大淀ABCホール、昭和45(1970)年10月18日(第41回「上方落語をきく会」)。

◆桂吉弥「親子酒」(MBSテレビ『らくごのお時間』)。
大阪市中央公会堂、令和5(2023)年4月28日(春蝶・吉弥と一之輔「三人噺」昼公演)※5月28日OA(第142回)。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2866回)。
後楽園ホール、令和5(2023)年6月25日OA。
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