竹林亭白房

昇也「壺算」★落語

□本日落語二席。
◆春風亭昇也「壺算」(NHK総合『桂文枝の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年5月21日OA。
『演芸図鑑』だと、尺が十分程度しかないからか、昇也オリジナルの幽霊が出てくる「壺算」を聞けなかったのは残念。ただ、2021年1月OAの『平成紅梅亭』のときも、幽霊「壺算」を演っていなかった。このときも、メインが師匠春風亭昇太で、昇也は前座的な出番だったから、幽霊「壺算」を演らなかったのだろうか。それとも、もうあの壺算はやめてしまったのか。それだったら残念だが。また、昇也の出演時間がじゅうぶんあるところでの「壺算」を聞いてみたい。

今回、落げは「1円50銭、お釣り渡すのを忘れてました」だった。これは確か以前も同じだったはず。ただ言いかたは「1円50銭のおつりを忘れてました」だけれど、言っている内容は同じなのだろう。この落げって、昇也オリジナルだったっけ。ただ、わかりよいものでなく、ストンと落ちた気がしない。

東京落語の「壺算」は、みな落げをくふうする傾向があるが、なかなか良いものが出てこない。元来の落げがわかりにくくて使えないというのはわかる。でも、桂米朝の考えた「こちらの思うつぼ」を使わないのは、東京落語としての矜持みたいなものがはたらくのだろうか。上方ではこれがほぼスタンダードになっているのだけれど。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2861回)。
後楽園ホール、令和5(2023)年5月21日OA。
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