竹林亭白房

鶴光「掛取り」★落語

□本日落語一席。
◆笑福亭鶴光「掛取り」(寄席チャンネル『上方百景』)。
お江戸日本橋亭、令和2(2020)年11月23日(「鶴光の会」その十二)。
寄席チャンネルの『上方百景』という番組だが、鶴光というと、今やもうすっかり東京の落語家といった立ち位置のようにも思える。そういう意味では、往年の二代目桂小南のような存在になっているのではないだろうか。

そこまで、東京で大看板を張っている落語家として、お江戸日本橋亭という小規模の会場で自身の独演会を開いているというのは、いささか謙虚にも思えるが、これが鶴光スタイルなんだろうか。「その十二」とあるから、わりと長くやっている会のようだ。

この一席はこの「『鶴光の会』その十二」で演った三席のうちの一席であるようだ。尺は二十三分といったところなので、他の二席が比較的重いネタだったのだろうか。また、寄席チャンネルで収録しているのなら、聞きたいものである。

今回の「掛取り」は、狂歌好きの大家と、喧嘩好きの炭屋の二人だけだった。あとはマクラなどに時間を費やしていたので、やはりこれは軽くこなした高座だったのだろう。

狂歌好きの大家のところでは、狂歌だけでなく、謎かけもいっしょに演るというのが鶴光オリジナルのようだ。これはおもしろい。ここは、大家じゃなくて、謎かけ好きの別な人物を登場させるというのもありだったように思うが、そこは鶴光の何か考えがあったか。
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