竹林亭白房

『川柳マガジン』2024年10月号★川柳

本日は月刊『川柳マガジン』発売日。いくつかの成果あり。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

◎ガタがきた脳も叩けばまだいける
(月刊『川柳マガジン』2024年10月号/クラブ誌上句会※課題「故障」/70秀/前田楓花選)。

◎六道の辻で行き先思案する
(月刊『川柳マガジン』2024年10月号/ベスト柳壇※課題「先」/佳作/鈴木いさお選)。

◎頂点に立つと身内が敵に見え
(月刊『川柳マガジン』2024年10月号/川柳道会※課題「内部」/佳作/荒川八洲雄選)。

◎修理という昭和の美風思いやる
(月刊『川柳マガジン』2024年10月号/クラブ誌上句会※課題「故障」/70秀/江崎紫峰選)。

◎引付でしゃべる客だけ上機嫌
(月刊『川柳マガジン』2024年10月号/江戸時代吟※課題「室」/佳作/佐藤孔亮選)。

「修理」という兼題が出たので、これは昔だと機器を叩いて直したという句が大量に投稿されるのではないかと想像した。で、機器じゃなくて自分の身体にすればどうだろう。それでも、この発想で詠む人はやはりいるかもしれないと思って、もう一歩踏みこんで「脳」にしてみたのだけれど。まあ、入選はしたが、佳作レベルだ。

□本日落語一席。
◆笑福亭笑利「河童の河太郎」(BSよしもと『若手創作落語の会』#8)。
天満天神繁昌亭、令和6(2024)年7月13日収録(「BSよしもと若手創作落語の会」)。
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