竹林亭白房

五代目桂米團治「天狗裁き」@落語のお時間★落語

□本日落語三席。
◆五代目桂米團治「天狗裁き」(MBSテレビ『らくごのお時間』)。
MBSスタジオ、令和3(2021)年4月25日OA(第111回)※無観客CG背景。
米團治として「天狗裁き」を聞くのは四回めである。そして、小米朝時代に一度。これは、以前にも書いたけれど、2006年に〔TORII HALL〕で桂米朝が絶句したときに、横から当時小米朝だった米團治が舞台袖から出てきて、米朝のあとを継いで代演したのである。あのとき小米朝の米團治は「私もうろ覚えで……」と言っていたので、あれが初演で、以後、何度もこのネタを高座にかけることになったのだろう。

今日の番組のトークで、「天狗裁き」は難しいと米團治は語っていた。つまり、人がかわっては何度も同じことを言い続けるので、そこをいかに飽きさせないように演じるかが難しいとのこと。それはよくわかる。だから、自分としても、東西を通じて、拙い口演だったら嫌だなと思う代表的な落語の一つがこれだと思う。

トーク後半でMBSアナウンサーの福島に「ところで、米朝の名跡は……?」と問われて、「さあ、(立候補した人で)ジャンケンでもしてきめましょか」と、お茶を濁していた。たぶんそんな話はないのだろう。
桂米朝と桂枝雀の襲名は、自分が生きているあいだには、もう目にすることはないように思われる。そして、それでよいだろうとも思う。

◆『笑点』大喜利:五代目三遊亭圓楽(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久蔵(現木久扇)・桂歌丸・三遊亭楽太郎(現六代目円楽)・林家こん平(BS日テレ『笑点 なつかし版』)。
後楽園ホール、平成12(2000)年7月2日OA(『笑点』第1722回)。

◆『笑点』女流大喜利:林家三平(司会)/春風亭一花・春風亭ぴっかり☆・林家あずみ・一龍斎貞鏡・林家つる子・三遊亭遊かり※三遊亭わん丈(座布団運び)(BS日テレ『笑点』特大号第374回)。
日テレ麹町スタジオ、令和3(2021)年4月28日OA。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る