竹林亭白房

角川『短歌』2024年10月号★短歌

本日は月刊角川『短歌』発売。一首入選あり。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

☆自転車で仁徳陵へ行きたけりゃ行ける町から本屋が消える
(「角川歌壇」第570回/角川『短歌』2024年10月号/秀逸/中根誠選)。

自分の住んでいる大阪市南部は堺市と隣あわせのようなエリアなので、自転車で堺まで行くのはほんの三十分ほどである。以前、ロードレーサーに乗っていたときは、頻繁に堺方面にも行って仁徳陵近辺を走ったこともあった。ただ、まわりを走ってるだけなら、ちょっと大きい池のある緑地公園のような感じ。もちろん地上からでは、前方後円墳の鍵穴形もわからない。

その仁徳陵と、家の近所から本屋が消え失せたことの関係性は何もない。でも、妄想で考えようと思えば何か見えてくるものがあるか……どうかは個々人しだい。

□本日落語一席。
◆金原亭杏寿「子別れ」(寄席チャンネル『鮮 あざやか』)。
埼玉県飯能市一丁目倶楽部、令和6(2024)年4月28日(有望若手応援寄席「金原亭杏寿独演会」)。
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