竹林亭白房

べ瓶「堺飛脚」★落語

□本日落語一席。
◆笑福亭べ瓶「堺飛脚」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
新宿道楽亭、令和5(2023)年1月24日(春風亭昇也・笑福亭べ瓶二人会「どんなことになりますか」)。
とてもめずらしいネタだ。個人的には、2007年と2008年に桂米朝でしか聞いたことがない。前者は、CD音源で、公演情報は平成3(1991)年8月19日の大阪コスモ証券ホールでの落語会。後者は何かのテレビ番組の録画。たぶん両者にさほどの違いはないはず。

べ瓶は、東京の落語にはあまり飛脚が出てこないけど、上方の落語にはわりとあるのだと言っていた。ただ、自分が知っているのは、これ以外に「紀州飛脚」だが、まだ他にあったっけ。忘れているだけかもしれない。それにしても、「紀州飛脚」もそうだが、そんなによく掛けられるネタではない。

堺へ向って、堺筋をひたすら南下する途中に飛田を通るという場面がある。まだ、新地になる以前の噺で、ここがまだ鬱蒼とした森だった時分の噺。今は、もっと別の土地柄だとべ瓶が言うと、この落語会に来ていた客の半数以上は笑っていた。ほほう、東京の人にも、意外と飛田って知られているのだなとわかったしだい。

べ瓶は、飛脚にも三種類あって、大名飛脚、町飛脚、そして、今回する噺に出てくるのがなんちゃら飛脚と言って……と、今回の飛脚の名称を度忘れしていたようだった。
自分も知らないので、Wikipediaで調べてみると、飛脚には、上等なものから順に、継飛脚、大名飛脚、町飛脚、通(とおし)飛脚、米飛脚の五種類あると記されていた。べ瓶が言いたかったのは、通飛脚のことだろうか。出発地から目的地まで一人で運ぶ飛脚らしい。
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