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竹林亭白房

文菊「馬のす」★落語

□本日落語三席。
◆笑福亭鉄瓶「茶屋迎い」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和3(2021)年1月30日※生放送(第119回「上方落語をきく会」※夜の部)。

◆桂吉弥「厄払い」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和3(2021)年1月30日※生放送(第119回「上方落語をきく会」※夜の部)。

◆古今亭文菊「馬のす」(NHK総合『桂文枝の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和3(2021)年4月4日OA。
とびきりというほどではないが、まあまあめずらしい噺だ。比較的よく演っているなという印象があるのは瀧川鯉昇。あとは、この十年でも二三人くらいでしか聞いていないのではないかな。

昭和の名人は、黒門町の八代目桂文楽が得意にしたようだ。実際に映像でも視聴したことがある。枝豆を食う所作が絶品と言われたというように、映像でもなるほどと感じた。
しかし、こういった淡々と演じる落語というのは、難しいということらしく、やはり名人と言われた五代目春風亭柳朝が、チャレンジしたところ、まったくウケなかったと、川戸貞吉『落語大百科』に書かれてあった。

そういう難しい噺なのかと思わせないほど、文菊の「馬のす」は淡々とした妙味があって、良かったように思う。黒門町の文楽は、酒と枝豆をやりながら、そのときどきの世相を折りこんでいたようだ。
対して、文菊は、おや?何を語っていただろう。今朝聞いたものをもう忘れてしまった。ただ、淡々と酒と枝豆をやるおかしみだけが記憶に残っている。そんなのも名人芸なんじゃないのかな。
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